おいしそうに食べている姿を見るのが好き!



――高校は男子校でしたね? 生活における恋愛の比率があまり高くないのはご自身の性格に加え、そうした環境も関係していたのでしょうか?

それでも、若かったぶん、いまと比べると恋愛の比率は高かったと思いますけどね(笑)。男子校と言ってもひとそれぞれですよ。女子と接点が多いヤツもいるし。ただ、僕の周りはそうでもなかったので、いまだに僕も含めてみんな「女性と接すると緊張する」って言います(苦笑)。

――仕事でも、たとえば今回の現場の清水さんのように、初対面の女性と話すときはいまだに緊張を?

しますね。ただ、それは女性に限らないです(笑)。世間話が苦手なんです。くだらない話ができないというか、最初に何を話していいのかわからなくて…。

――お付き合いしたら、恋人とあまり会話がなくても大丈夫なんですか? それとも、付き合うほどの仲なら、千葉さんから気兼ねなく何でもお話しするんでしょうか?

そこまでの相手なら、お互いによく話せるひとということなんだと思います。何をするでもなく一緒にいて…というのも悪くないですが、せっかくお付き合いするなら、それだけじゃイヤですね。落ち着いてるときと盛り上がるときのテンションが合うひとがいいですし、一緒に出かけたりもしたいです。



――理想のデートプランはありますか?

好きなひとがおいしそうに食べているのを見るのが好きなので、一緒においしいものを食べに行けたらいいですね。恋愛に限らず、普段から休みの日などにおいしい食事に行くのはすごく好きなんです。



――お酒もよく飲まれるんですか?

毎日ではないですが、好きですね。気心の知れた友人と一緒に飲んだり食べたりするという時間は、息抜きとして大切にしています。

――本作だけでなく近年、恋愛作品に出演されることが多いですが、特に気を付けていることはありますか?

「ありえない」と感じさせる部分をいかになくすかですね。何でもありうるという気持ちです。少女漫画原作の作品などでは、見るひとに夢を見てもらうのも大事なことです。そこで、僕が「こんなのありっこない」と思ったら説得力がなくなってしまう。きちんと状況や人物像を組み立て、納得した上で「これならありうる」と思えるものを作ることを意識しています。

――出演されている映画やドラマの恋愛から学ばされることもありますか?

僕の役は、恋愛面で報われることが少ないんですよね…(苦笑)。だから、ヒロインが最終的に選ぶ男の子のほうを見て学ぶことはありますね。「優しいだけじゃダメなのか…」とか(笑)。

――『アオハライド』の冬馬などですね。素敵な男の子なのに、なぜかヒロインは別の相手を…(笑)

僕の“恋敵”人生、あの作品から始まってるんですよね。最近では、恋愛期間をすっ飛ばして結婚してる役もあったりして、間にあるはずのプロセスを埋められずにいます…(苦笑)。

――千葉さんご自身は結婚願望は?

まだないですね。いまはイメージできないです。



――27歳ですから周囲の友人の中には結婚し、親になったという方も多いのでは?

多いですね。周りを見てうらやましくはなるんですけど、その気持ちが持続しないんですよね。家に帰ると「まあ、まだいいんじゃない?」って(笑)。

――“おひとりさま”で過ごすのが好きというわけでは…?

ひとりでいるのは好きなんですけど、寂しがり屋でもあるんですよ。めんどくさい男なんです(笑)。自分でも思いますもん。「めんどくさいヤツだな」って。

――そういう複雑な部分も含めて、掴みどころがなくて、ファンはひきこまれてしまうんだと思います。過去の役柄のイメージとはまた異なる、“男くささ”のようなものを内に抱えている気もしますが…

決して体育会系ではないですよ。男性的かどうかとは関係ないですが、何をやるにもぶれずにいたいという思いは強いですね。根はすごく頑固ですし。

――前面に気持ちを出すことは少ないかもしれませんが、熱さを持ってるし、負けず嫌いなんだろうなとも感じます。

そうですね。まあ、負けるのが嫌いなひとはいないですよね。

――最近では“ヌクメン”(=ぬくもり系男子/優しく包み込んでくれるようなぬくもりを感じさせる男性)なんて言葉で紹介されることもありますが…。

自分で考えたわけじゃないので「(ヌクメンと言われて)どう思いますか?」と聞かれると困っちゃいますが…(苦笑)。そうですね、そういう新しい言葉を作り出すひとたちは、純粋にすごいなって尊敬しますね。

常に目指すは100点プラスα!



――恋愛作品だけでなく、『モヒカン故郷に帰る』、『殿、利息でござる!』など違ったジャンルの作品、役柄でも求められる機会が増えています。デビューからこの6年を振り返っていかがですか?

自分としては、変わってないと言えば変わってないと思うんですけどね。いただいたものに対して、お返しする部分をより大きくしていかないといけないなと思っています。

――と言いますと…?

100点を求められて、100点の演技で返すだけじゃダメだなと。「この役は千葉雄大にぴったりだ」という役をいただいたなら、そこに少しでも上乗せをしてお返ししていけば、さらに次にも繋がっていくと思うんです。「100点以上を目指そう」という意識になったのは、この6年の中での一番大きな変化かなと思います。



――俳優として仕事を始めたときから、この世界で生きていこうという強い気持ちはありましたか?

簡単なことではないと思ってはいましたが、その気持ちはハッキリと持っていました。始めたことを中途半端なままやめるのは好きじゃないんですよ、性格的に。だから、やるからにはずっと続けるって気持ちだったし、いまもそこは変わらないです。

――演じることは楽しいですか?

「楽しい」にもいろいろあるなと感じてます。最初は、そんなこと考える余裕もなかったですし、いまも手ばなしで「楽しい!」とは言えないかもしれない。でも、悩んだり苦しいときのことも、フッと振り返ると楽しいと思えたり…苦しい時間を過ごした作品ほど「終わった!」という達成感だけでなく、楽しかったという気持ちがわいてきます。

――舞台挨拶などで、女性ファンの熱狂を直接、肌で感じることは多いかと思いますが、こうした状況をどう受け止めてますか?

いやいや、僕なんて全然(笑)。まだまだ上がいますからね。ただ、恋愛映画はもちろんですが、そうじゃないジャンルの作品に出たときに、僕や若い俳優をキッカケに若い世代が映画館に足を運んで、そこで何か少しでも心に残すことができたら嬉しいなとは思っています。



【プロフィール】
千葉雄大(ちば・ゆうだい)/1989年3月9日生まれ。宮城県出身。O型。モデルを経て2010年『天装戦隊ゴセイジャー』(テレビ朝日系)で俳優デビュー。ドラマから映画化もされた『桜蘭高校ホスト部』、NHK大河ドラマ『平清盛』、『水球ヤンキース』(フジテレビ系)、『きょうは会社休みます。』(日本テレビ系)、など話題の作品に出演。映画では『アオハライド』、『黒崎くんの言いなりになんてならない』、『モヒカン故郷に帰る』『殿、利息でござる!』などに出演。7月より放送のドラマ『家売るオンナ』(日本テレビ系)にも出演することが決まっている。
【ブログ】http://ameblo.jp/chibayudai/


■映画『全員、片想い』
7月2日(土)ロードショー
公式サイト:http://zenin-kataomoi.com/



(C) 2016「全員、片想い」製作委員会


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今回インタビューさせていただいた、千葉雄大さんのサイン入りポラを抽選で2名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

■応募方法:ライブドアニュースのTwitterアカウント(@livedoornews)をフォロー&以下のツイートをRT



■受付期間:7月1日(金)12:00〜7月7日(木)12:00

■当選者確定フロー
・当選者発表日/2016年7月8日(金)
・当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、発送先のご連絡 (個人情報の安全な受け渡し)のため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
・当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから7月8日(金)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただきます。7月11日(月)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。

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