ホーム端にラインをひき、「色彩心理」で安全性向上を目指す「CPライン」。写真は京浜東北線の蒲田駅(画像出典:JR東日本)。

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山手線渋谷駅に、「色彩心理」を活用した安全向上策が導入されます。

ホームドア設置がまだ先の山手線渋谷

 JR東日本・東京支社は2016年5月16日(月)、安全対策として山手線渋谷駅ホームに「CPライン」を導入すると発表しました。

「CP」は「Color Psychology(色彩心理)」の略。ホームの端にラインをひき、その色彩で利用者へ視覚的、心理的に危険性を訴えるもので、それによってホーム内側への歩行を促し、転落や列車との接触を防ぐことを目指すといいます。山手線への導入は今回が初めてです。

 導入されるのは、渋谷駅の1番線(山手線外回りホーム)と2番線(同・内回りホーム)。1番線は6月中旬から、2番線は7月上旬から、それぞれ使用開始の予定です。

 ホームでの安全対策としては現在、ホームドアの導入が各地で進んでおり、山手線でも全29駅のうち23駅で設置が完了しています。しかし、渋谷駅を含む残りの6駅は大規模改良工事を控えている関係で、その導入はまだ先になる見込みです。