By jRa7 QaTar

朝起きてコーヒーを飲むとカフェインが中枢神経系を刺激してパッチリと覚醒することができます。しかし、コーヒーを飲まない人やカフェインをあまり摂取したくない人は、どうやってシャキッと目を覚ませばいいのでしょうか。そんな疑問にイラスト付きで科学的に答えるムービーが「7 Tips To Wake Up Without Coffee」です。

7 Tips To Wake Up Without Coffee - YouTube

◆1:朝日を浴びる

人間の脳は暗くなるとメラトニンの分泌量を増加させ、明るくなるとメラトニンが減少させています。メラトニンの分泌量によって昼と夜の体内時計が調整されているため、起きてすぐにカーテンを開けて朝日を浴びることで、夜のあいだに増加したメラトニンが減少し、生理学的に体を覚醒させることができます。もし外が暗い時間帯に起床しなくてはならない場合は、光で起こしてくれるような目覚まし時計を使うのが効果的。



◆2:冷水でシャワーを浴びる

ある研究は冷水に身をさらすことで脳の覚醒をつかさどる分野が活性化し、警戒を感じさせる作用があることを示しています。また冷水を浴びることで代謝が良くなる効果もあり、老廃物が排出されやすくなって疲労を減少させる効果も期待できるとのこと。



◆3:しっかりと水分補給

人間の体内の60%以上は水分でできていますが、眠っている間の発汗・呼吸や、起床後の排尿・排便により水分が体から抜けてしまいます。ある研究では軽い脱水状態でも覚醒度が減少して眠気が増加することや、疲労感の増加から、精神面でもマイナス方向の影響が生じることが確認されています。これらの生理現象は起床後にコップ1杯の水を飲むことで改善できるとのこと。なお、脱水による生理現象の影響は日中も同じなので、「喉が渇いたらしっかり水を飲む」ことで覚醒状態を1日中持続することができます。



◆4:ヘルシーな朝食

ある研究によると、朝食を食べた後に覚醒状態になりやすいことがわかっています。しっかりと朝食をとることが大事なのですが、朝食のメニューはドーナツのような糖分を多く含む食べ物よりも、オートミールのような食物繊維が豊富な食べ物の方が、覚醒状態がより長く持続するとのこと。



◆5:オレンジジュースを飲む

オレンジのような柑橘果物は、「フラボノイド」と呼ばれるポリフェノールを豊富に含んでいます。フラボノイドは認知力の低下を弱める効果があるとされており、ある研究ではフラボノイドを豊富に含むオレンジジュースを偽薬とともに被験者に飲ませたところ、覚醒度と認知機能の向上が確認されています。



◆6:運動を行う

運動により血流量が増大し、脳に酸素が多く取り込まれます。これにより認知力の向上や精神状態の改善の効果が見られます。よく運動する学生とあまり運動しない学生では、よく運動する学生の方が成績が高いことを示す研究も発表されています。朝に体を動かすことで、認知力を向上させて1日を快適に過ごせるようになるわけです。



◆7:音楽を聴く

音楽を聴くと気分をよくする化学物質であるドーパミンが放出され、覚醒を促す効果が見込めます。脳の一部を活性化するため、好きな曲のプレイリストで目覚めると良いとのこと。