好きなことをして生きるためには、まず「落ちこぼれ」になれ

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学生時代に必要すべき経験って、なんだと思いますか? それぞれいろいろな回答が出てくるでしょう。

学生時代に必要なことは、落ちこぼれること

そう語るビジネス書の著者がいます。「さっさと落ちこぼれて、自分のエリートコースを創る」。そう主張するのです。

千田琢哉さんの『学校は負けに行く場所。』(藤田聖人刊)は、「好きなことで成功するために役立つ40」が紹介された一冊です。

■何もしないで落ちこぼれてはいけない

ただ、誤解をしてはいけないのは、何もしないで落ちこぼれるのではなく、どんなことにも一度は真剣に挑み、負けを正面から受け入れるということです。

失敗し続けていれば、自分ができないことが分かってくる。一方で、自分が出来ることも分かってくる。自分に向いている分野や好きなことで成功するための礎が見えてくるのです。

■「将来役立ちそうだから」の勉強はもうやめよう

子どもの頃の勉強は、試験という区切りがあるため、我慢できます。しかし、大人になってからの勉強は寿命が尽きるまで続きます。ずっと勉強をし続けなければならないのです。

好きなことをして生きていくためには、勉強は必要不可欠。しかし、それを続けていくためには勉強する対象を「好きなもの」に定めなければいけません。役に立つかどうかなんて関係ない。好きなことを勉強するのです。

「楽しくない勉強など二度と関わってはいけない」(P153より引用)

ここまで著者が断言するのは、そういう理由があるのです。

■落ちこぼれが成功をする社会へ

自分の得意なものに気づいていない人は多いでしょう。全ての教科で平均点以上を目指し、どんなことでも「そこそこ」。でも、それでは突き抜けた成功を得ることはできません。

学生だけでなく、社会人にも通じるこの本の内容は、人生に迷う人たちにとっての指針になるはずです。
(新刊JP編集部)