ユヴェントスMFクラウディオ・マルキージオが、チームメートが苦戦した試合の実況に不満をぶつけた。『ツイッター』での発言が炎上している。

ユーヴェは2日、コッパ・イタリア準決勝セカンドレグでインテルと対戦。ホームでの初戦を3-0と制しており、インテルが不調とあって、楽に2年連続決勝進出を果たすとみられていた。

だが、試合はインテルが前半に先制し、後半にも2得点。2試合合計で3-3と同点に追いつき、試合は延長戦、さらにPK戦へともつれ込む死闘となった。

延長後半、インテルDFダニーロ・ダンブロージオにタックルしたユーヴェFWシモーネ・ザザにイエローカードが出される。すると、遠征メンバーから外れ、イタリア国営放送『Rai』で試合を観戦していたマルキージオが、「ザザにイエローカード…彼らはザザが蹴ったと言う。目の見えない人が実況しているんだ」とツイートした。

すると、「あれがイエローカードじゃないというのか?」「君ら(ユーヴェ)にはカードが存在しないんだね」「このツイートはユーヴェとイタリア代表の未来の主将としてふさわしくない」と大きな反響を呼んだ。

だが、あるファンが「カードじゃないと言っているのではなく、(ザザは)ボールを狙ったのであって、相手選手を蹴ったわけじゃないということでしょ」とツイートすると、マルキージオは「やっと、言いたかったことを分かってくれる人がいた」とリツイートしている。

ユーヴェはPK戦を制し、最終的に56年ぶりとなる2年連続ファイナル進出を果たした。マルキージオは最後に、健闘したインテルに賛辞も寄せている。

「インテルが素晴らしいセカンドレグにした。僕らは…苦しんだけど、諦めなかったね! またコッパ・イタリアの決勝に進出できた。頑張れ、ユーヴェ!」