台湾の屋台は持ち込みOK? 台湾グルメをより楽しむ3つのポイント
台湾は羽田や成田空港から約4時間あまりで行ける、日本人から人気の観光地。
でも、有名な観光スポットを周るだけでは物足りない。台湾の街をもっと散策したい。そんな人は『オモシロはみだし台湾さんぽ』(奥谷道草著、交通新聞社刊)を手に取ってみると、ひと味違った楽しみ方ができる。
ここでは「食」にまつわる気を付けるべきポイントを3つ、ご紹介する。
1、食べ歩きはイメージにとらわれずに楽しもう
旅といえば「食」。台湾といえば、小籠包というイメージが強いかもしれないが、現地ではそんなこともないようだ。日本よりも値段も手ごろでおいしいが、小吃=軽食の部類に入るからだ。外食率の高い台湾では、小吃は生活の一部。ぶっかけ挽き肉メシの「魯肉飯」、ソーメン汁「麺線」、台湾近海産小粒のカキオムレツなど、さまざまな種類の小吃があるという。
その中で、小籠包はさほど突出してもいない一品に過ぎないのだ。小吃は、短い旅行であれこれ食べるにはおあつらえむき。少量ずつの食べ歩きができるので、さまざまな味を堪能できる。
2、屋台でアルコールは出てこないので…
続いて、台湾のアルコール事情。まず気を付けなければいけないのが、夜市ではアルコール販売が基本的に禁止されていること。屋台で小吃とビールを飲もうと思うと、ビールがなくて途方に暮れてしまうことになる。ただ、近所のコンビニなどで買って、屋台へ持ち込むのはオーケー。食事は食事、飲みは飲みと分けて楽しむのが台湾の昔からのスタイルなのだそうだ。また、夜市など公共の場で飲み騒ぐのはマナー違反で、酔っ払いへの視線も厳しい。飲むときは飲み屋に行くか自宅だという。
お酒好きには物足りない台湾だが、最近では日本の居酒屋文化の流入などにより、食べながら飲めるようにもなってきている。台南の海安路二段沿いの歩道は、夜になると、約700メートルに渡ってオープンテラスのカフェ・居酒屋が並び、地元民がビール片手に深夜まで賑わっている。
3、台湾では多様な「お茶」が楽しめる
アルコール類に淡泊気味な台湾にあって、より発達しているのがノンアルコール飲料だ。伝統的な台湾茶の他にもおいしい飲み物がたくさんある。台北に6店舗展開する『smith & hsu』は英国紅茶と中国茶を守備範囲に置き、現代茶館を掲げている。最近、日本にも上陸した『春水堂』は台中を発祥の地とし、パールミルクティーの祖といわれる老舗。お茶だけでなく、コーヒーも人気で居心地のいいコーヒーショップがかなりの勢いで増えている。
台湾グルメだけでなく、雑貨屋巡りなど、お散歩気分で台湾の街を散策したいという人は、本書を片手に台湾の街を歩いてみてはどうだろう。写真も多く掲載されており、眺めているだけでも台湾に行きたくなってしまう1冊だ。
(新刊JP編集部)
でも、有名な観光スポットを周るだけでは物足りない。台湾の街をもっと散策したい。そんな人は『オモシロはみだし台湾さんぽ』(奥谷道草著、交通新聞社刊)を手に取ってみると、ひと味違った楽しみ方ができる。
ここでは「食」にまつわる気を付けるべきポイントを3つ、ご紹介する。
1、食べ歩きはイメージにとらわれずに楽しもう
その中で、小籠包はさほど突出してもいない一品に過ぎないのだ。小吃は、短い旅行であれこれ食べるにはおあつらえむき。少量ずつの食べ歩きができるので、さまざまな味を堪能できる。
2、屋台でアルコールは出てこないので…
続いて、台湾のアルコール事情。まず気を付けなければいけないのが、夜市ではアルコール販売が基本的に禁止されていること。屋台で小吃とビールを飲もうと思うと、ビールがなくて途方に暮れてしまうことになる。ただ、近所のコンビニなどで買って、屋台へ持ち込むのはオーケー。食事は食事、飲みは飲みと分けて楽しむのが台湾の昔からのスタイルなのだそうだ。また、夜市など公共の場で飲み騒ぐのはマナー違反で、酔っ払いへの視線も厳しい。飲むときは飲み屋に行くか自宅だという。
お酒好きには物足りない台湾だが、最近では日本の居酒屋文化の流入などにより、食べながら飲めるようにもなってきている。台南の海安路二段沿いの歩道は、夜になると、約700メートルに渡ってオープンテラスのカフェ・居酒屋が並び、地元民がビール片手に深夜まで賑わっている。
3、台湾では多様な「お茶」が楽しめる
アルコール類に淡泊気味な台湾にあって、より発達しているのがノンアルコール飲料だ。伝統的な台湾茶の他にもおいしい飲み物がたくさんある。台北に6店舗展開する『smith & hsu』は英国紅茶と中国茶を守備範囲に置き、現代茶館を掲げている。最近、日本にも上陸した『春水堂』は台中を発祥の地とし、パールミルクティーの祖といわれる老舗。お茶だけでなく、コーヒーも人気で居心地のいいコーヒーショップがかなりの勢いで増えている。
台湾グルメだけでなく、雑貨屋巡りなど、お散歩気分で台湾の街を散策したいという人は、本書を片手に台湾の街を歩いてみてはどうだろう。写真も多く掲載されており、眺めているだけでも台湾に行きたくなってしまう1冊だ。
(新刊JP編集部)