日本のヘアサロンが海外で評判を呼んでいるらしい

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【白熱ライブビビット】(TBS系)2016年1月8日放送
「ビビットFOCUS・美ンバウンド」

2015年の訪日外国人は、過去最高の1900万人を超えた。「爆買い」は流行語大賞にも選ばれたほどで、外国人観光客に日本ブームが吹き荒れた。

番組によると、2016年のキーワードは「美ンバウンド」。「美容」と、海外から日本に来る観光客を指す「インバウンド」を合わせた造語だ。ヘアサロンやネイル、さらに美容整形こそ日本の「おもてなし」が顕著に発揮されている分野だという。

英語で応対するヘアサロンが海外で評判

美容で憧れる国はどこですか」。こんな調査結果がスタジオで紹介された。韓国やフランスといった国を抑えてトップに立ったのは日本だった。スタジオでは、レギュラーのタレント・ヒロミとアイドルグループ「NEWS」の加藤シゲアキ、この日出演の東海大・金慶珠准教授、司会の国分太一に真矢ミキ、TBS吉田明代アナらが「へぇーっ」と驚きの声を上げた。

吉田アナ「韓国に行って整形、エステというイメージが強かったので驚きです」
真矢「コスメの数、半端ないもんね」
金准教授「美容整形とか非日常の美容は韓国が長けていますが、ネイルサロンやヘアカット、スキンケアのような日常の美容は日本が圧倒的にサービスがいいし、技術も進んでいます」

番組ではまず、中国・広州から日本に来た25歳の女性に密着した。女性の目的はズバリ、美容院。訪れた東京・青山のヘアサロンはスタッフに英語研修をしており、外国人客にも対応できるため海外でも評判になっているそうだ。実際に女性は英語でやり取りする。「シャンプーのときにヘッドスパまでしてくれて、ビックリ」と、細やかなサービスに大喜びだ。

出来栄えにも、大満足。日本語で「キレイ。オー、スゴイ」とうれしそうだ。「美容師の方が、何かをする際には必ずひと声かけてくれるので、家族のように感じました」

次に登場したのは、香港から来た母と娘。お目当ては東京・渋谷のネイルサロンだ。「日本のネイルは世界一」と、施術中もなんだかうっとりした様子。サロンのマネジャーは「『こんなに細かくいろいろとやってもらったことがない』というご意見をたくさんいただきます。感動してもらえるのは、こちらもうれしいですね」と話した。

「こんなに人に尽くされたことがなかったので、ドキドキ」

日本の「かゆいところに手が届く」サービスに感心する外国人客は少なくないようだ。番組は、中国人女性が日本のヘアサロンを初めて体験したときの感想を紹介した。「洗髪後に暖かいタオルで髪を包んでくれる。これが気持ちいい」、「神業のような手さばきで髪を切る」、さらには「私はこれまでこんなに人に尽くされたことがなかったので、ドキドキした」というほどだ。

真矢「確かに女性にとっては(ヘアサロンやネイルサロンは)休息のエリア、癒しの場ですよね」
加藤「日本の店舗同士も、おもてなしを争っているじゃないですか。新しいサービスを開発して、それをほかがまねして」
国分「『(頭の)かゆいところありませんか』もおもてなしなんですか(笑)」
ヒロミ「多分、日本人は『イヤ大丈夫です』とか言うじゃん。でも海外の人は主張強いから(何か)言うんだろうね」

たるみにしみ、そばかすの治療「お金は気にしません」

最後に紹介されたのは、中国・北京からやってきた41歳の「セレブ妻」。これまで10回は来日しており、「日本大好き」と笑う。1日30万円の買い物をすることもあったが、今回の目的は「シワとシミを取りたい」とキッパリ。

向かったのは東京のシロノクリニック銀座院。院長の徳永真理氏は、「この1年(の客数)は、今までの10倍くらい。1か月に10人」ほどの外国人客が来ているそうだ。

同院の特徴は、中国語の通訳が付き添ってくれる点。セレブ妻も日常会話には日本語で不自由ないが、専門的な内容になるので通訳がいた方がずっと安心できる。肝心の「ご予算」だが、「せっかく来たので、1回の治療でできるだけやりたい。お金は気にしません」。

今回の施術は、たるみ、しみ、そばかすの治療と脂肪の溶解で、およそ65万円。1時間で終了した。ピカピカの顔をしたセレブ妻、鏡を見て「大満足です」と満面の笑みを浮かべた。

国分「65万円を美にかけるって、すごいですよね」
吉田アナ「ちょっと考えられないです。そんなおカネ...」
金准教授「中国人がどんどん増えていくと、日本も競争で値段が下がっていくかもしれないですね」
ヒロミ「でも中国の人、おカネ持ってるからさ...」
金准教授・ヒロミ「(声をそろえ気味に)カネに糸目はつけない!」

中国人はじめ外国人にとって日本の美容整形は、多少高額でも信頼感がある、安全で質が高いイメージが浸透しているそうだ。