フレッシャーズ編集部

写真拡大


社会人になってからビジネスマナーに気をつけていたけど、まさかの上司が間違っていてショック! 教えてあげたいけれど、実際にはなかなか言えません。今回はそんな、ハラハラしてしまった上司が間違っていたビジネスマナーについて、読者に聞きました。

■宛名には気を付けて!

・「関係者各位様。各位に様はつかないから。と思った」(男性/33歳/電機)

・「宛名で、支店長 様 と書くよう指示していた」(女性/42歳/マスコミ・広告)

・「いまだにそうだが、○○会社御中 ○○様と封筒に書く上司。個人あてに送る場合は会社に御中を付けないのは嫌らしい」(女性/32歳/金融・証券)

役職名には敬称の意味が含まれているので、「様」をつけると二重敬語になってしまいます。しかしなかには、それが社内ルールになっているところも。相手が間違って覚えていることもあるので、難しいですよね。

■「ご苦労様」は失礼?

・「上司が社長にご苦労様と言ってしまって、お前も随分偉くなったなーと言われていた」(女性/37歳/金属・鉄鋼・化学)

・「ご苦労様ですと社長に言っていた。社長はあまり気にしていなかった」(男性/39歳/情報・IT)

・「目上の人にご苦労様と言って、部下の前でこっぴどく叱られた姿を見るのは辛かった」(女性/30歳/食品・飲料)

意外と多かったのは、「目上の人にご苦労様」でした。さすがに社長にまで言ってしまうのは、部下としても心配……。

■ちょっと気になる話し言葉

・「会計で、〜円になります。と言っていた」(女性/28歳/ホテル・旅行・アミューズメント)

・「指摘はしないが会社にかかってきた電話を上司が取ると『もしもし○○(会社名)です』と言うのがいつも気になる。また、敬語や謙譲語、丁寧語の使い方が変で気になる事がある」(男性/50歳以上/その他)

・「とんでもございません、と言っていた。『とんでもない』で一つの単語なので、この日本語はおかしい」(女性/34歳/商社・卸)

「とんでもない」でひとつの単語だから、「とんでもないことでございます」が正しいそう。ただ、最近では慣用表現として認められつつあり、間違いとも言い切れないようです。

■ちょっと恥ずかしい間違いも

・「『進捗』を『しんぽ』と読む上司がいたけど、指摘できなかった」(女性/41歳/団体・公益法人・官公庁)

・「客先で自分の上司に役職をつけてしゃべっていた」(男性/50歳以上/建設・土木)

・「お詫びを『ごめんなさい』とメールに記載していました」(男性/33歳/情報・IT)

客先で身内のことを話すときは、役職はいりませんよね。頭ではわかっているけれど、普段の癖で言ってしまうのかも?

■上司に言ってあげたい……

・「お茶だしのマナーにうるさい上司がいて、マナー講習で教わった通りにやって怒られた事があった。何を信じればいいんだ〜と自暴自棄になった」(女性/34歳/建設・土木)

・「上座下座を間違えて、上司が下座に座ってしまい、みんなどこに座ればいいのかあたふたしていた」(男性/50歳以上/マスコミ・広告)

・「ハンコを押すのが下手で、重ねて押印することもしばしば」(女性/32歳/自動車関連)

もし上司が下座に座っていたら、堅苦しいのが苦手な人なのかも。それなら、「気にしないから、どこでもいいよ」と、一言いってもらえたら助かりますね。

ビジネスマナーもまだまだ知らないことだらけ。見聞きしたのが失敗例だったとしても、自分自身の教訓にしたいですね。

文・OFFICE-SANGA 藤平真由美

調査時期:2015年11月

アンケート:フレッシャーズ調べ

集計対象数:社会人357人(インターネットログイン式アンケート)