学校の数だけ、校則がある。いや、名門・灘高校には校則がないらしいので、実際にはちょっとだけ少ないのだろうが。

それだけあると、「変な校則」というものも中にはある。というよりたくさんある。今回、Jタウンネットでは全国のユーザーから、母校の変わった校則や慣習についての証言を募った。

「免許」がないと自転車に乗っちゃダメ

北海道のAさん(40代女性)の小学校にあった校則はこちら。

「自転車は、『免許』を取らないと乗ってはならない」

自動車と違い、自転車には公的な「免許」はないので、おそらく学校独自のものだろうか。ちなみに免許を取るには、学科と実技の両方をパスしないとダメだったということで、子どもたちにとっては結構厳しいものだったらしい。

よくわからない慣習

東京都のBさん(30代女性)の高校にあったのは、こんなルールだ。

「全校生徒の校歌斉唱は、1年生だけが声を出して歌い、2・3年生は小声で歌う」

校則というわけではなく、慣習のようなものらしい。入学したときには違和感があったというBさんだが、自分が2年生になったころには「周りに合わせて声を出さなくなっていました」そうだ。

恋愛はOKなのに?

北海道のCさん(30代男性)の学校にあったのは、「恋愛」に関する校則。「校内恋愛禁止」というのはよく聞く話だが、Cさんの学校では、

「恋愛はOKだが、校内では男女が目を合わせてはいけない」

なる謎の決まりがあったとか......。やむなくカップルは学校では目を合わさず、下校してから思う存分見つめあっていたという。

靴下を校門で没収される

三重県のDさん(30代女性)の高校は服装についてのルールが厳しかった。そこでできたのが、

「靴下は学校指定のものを使うこと。違反者はその場で没収する」

時折抜き打ちで校門前に教師が待ち構えており、「違反靴下」を履いていた人は、その場で脱がされて没収されてしまうのだとか。その後は裸足で過ごしたのだろうか......。

もっとも生徒の方も負けておらず、生活指導室に忍び込んでは没収された品を奪回していたというのだからたくましい。

O157流行の名残り?

埼玉県のEさん(30代女性)の学校には、

「学校内の水道水を飲んではいけない」

という校則が存在した。90年代半ばのO157騒ぎの影響で作られたものらしいが、Eさんのころにはすっかり沈静化していたので、「校内の自動販売機は売り切れが多いし、毎日水筒を持っていくのも重たくなるし」というわけで、たいへん不評だったという。

その焼き鳥は...

おまけに紹介するのは、校則というより行事だ。神奈川県のFさん(30代女性)が通っていた高校の文化祭では、「焼き鳥」が名物になっていて、生徒たちもおいしく食べていた。

ところが、その焼き鳥の材料は、農業科の生徒たちが育てた、校内でもおなじみのニワトリたち。そのことを聞いたFさん、「思わず手に持っていた焼き鳥の串を落としそうになりました......」。


あなたの学校にも変な校則、あった?

あなたの学校の「変な校則」、募集しています

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