現役時代抜群の実績を残すも…プロ野球で指導者経験がない大物は?
![現役時代通算525本の本塁打を放った清原和博氏[Getty Images]](https://image.news.livedoor.com/newsimage/4/2/42ef1_1424_11b19cba_45efce8f-m.jpg)
88年に現役引退した掛布氏は引退後、野球解説者を務めたが、指導者として縦じまのユニフォームを着る機会はなかなか訪れなかった。13の秋季キャンプから阪神で若手を中心に打撃指導を行っていたが、特別職のため背番号およびベンチ登録はなし。野球解説者を継続していた。だが来季から二軍監督に就任し、1988年シーズン以来「31」がグラウンドに帰ってくる。
PL学園高校時代KKコンビと呼ばれた桑田真澄氏と清原和博氏の2人も、引退後指導者経験がない。桑田氏は巨人時代に斎藤雅樹、槙原寛己とともに先発3本柱を形成。故障で苦しんだ時期もあったが、現役通算173勝をマーク。07年にはメジャーに挑戦するも、08年に現役引退。引退後は、東京大学の硬式野球部特別コーチを務めたが、プロ野球界での監督、コーチはない。
清原氏は現役時代西武、巨人、オリックスの3球団でプレー。黄金期の西武では4番を務め、リーグ優勝、日本一に数多く貢献した。FAで巨人移籍後は、不遇の時期もあったが01年には自己最多の121打点を記録。06年からはオリックスに移籍し、08年に惜しまれながら現役を引退。歴代5位となる通算525本塁打を記録しているが、コーチ、監督として現場復帰はできていない。
現役時代、数々の実績を残した大物選手たちは、将来再び指導者としてユニフォームを着ることができるだろうか。
【現役時代抜群の実績を残すも、プロ野球で指導者経験がない主な大物】
江川卓
桑田真澄
清原和博
衣笠祥雄
佐々木主浩