[となりのテレ金ちゃん-テレビ金沢]2015年7月28日放送で、毎日摂取する水分量が話題となっていました。

毎日暑い日が続き、熱中症には気をつけたいところです。しかし、水分ってどれくらい摂ればよいのでしょうか?

画像はイメージです(anaulinさん撮影、Flickrより)

水分量をクリアしているのは、ほんのわずか

環境省の目安によると、体重70kgの人で、1日に汗や尿などで出て行く水分が2.5リットル、一方食事から摂る水分は1リットル、体内で作られる水分が0.3リットル。ですので、飲み水としては毎日1.2リットル取らなければならない計算になります。もちろんこれは日常生活レベルですので、運動する人や暑くて汗をかいた場合などはこれ以上必要になります。

水を考えるプロジェクトの「1日にどれくらい水を飲むか」という調査によると、1位が京都府で1.46リットル、2位静岡県1.44リットル、3位宮城県1.43リットル、4位鳥取県1.24リットル、5位東京都1.21リットルと、摂取水分量をクリアしている都道府県は、わずか5件のみでした。石川県は21位で0.75リットル、暑いことで有名な熊谷市がある埼玉県は43位の0.64リットルという結果でした。全国平均は、0.88リットルで水分摂取量が足りていないのが現状です。

また、熱中症になったことがある人は、23%という結果ですが、めまい、失神、たちくらみなど熱中症の症状を経験したことがある人は52.2%と半数以上の割合にのぼり、自分が熱中症だと自覚していない人が多いようです。

熱中症を予防するには、(1)涼しい服装、(2)日陰を利用、(3)こまめな水分補給、塩分補給、(4)日傘や帽子の着用をすることが大切です。しっかり水分をとって暑い夏を乗り切りたいですね。(ライター:りえ160)