「まさにこれ!」とクソコラ参加者も唸ったカネゴン

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新国立競技場の完成予想画像を使った「新国立競技場クソコラ(クソ・コラージュ)グランプリ」がネット上で異様な盛り上がりを見せている。

新国立競技場といえば、1300億円を予定していた総工費が、2015年7月7日の有識者会議では2520億円という結論が出たが、あまりの巨額さに批判は強い。それを反映してか、「クソコラグランプリ」にはお金を主食とするカネ食い怪獣の「カネゴン」などの画像を使ったコラ(コラージュ)が多く寄せられ、共感を呼んでいる。

「こんなものに私たちの血税が使われる」

「クソコラグランプリ」とは、ツイッター内での呼びかけによって自然発生的に開催される「雑な(糞)コラージュ」の大会。テーマに賛同したツイッターユーザーによって様々な画像が集まってくる。最近では野々村竜太郎元兵庫県議会議員の号泣会見や、ISIS(イスラム国)にちなんだパロディーで盛り上がった。そして現在話題を独り占めしているのが「新国立競技場クソコラグランプリ」で、「クソコラ」と呼べない、かなり手の込んだ作品が大量にツイッターにアップされている。

2520億という巨額な総工費が納得いかないと感じている人が多いようで、「こんなものに私たちの血税が使われる」「許せない」などとして、「カネゴン」などを題材にしたものが多い。

新国立競技場を便器に見立てる

ほかには、新国立競技場を便器に見立て2500億円で販売するとか、2520億円貯まる貯金箱のキャップが新国立競技場といった、力作揃いだ。さらに、新国立競技場を戦車にして、「デス・コンペ」と批判している人もいる。また、今回のゴタゴタの「主犯」は森喜朗元首相だとして、元首相をからかうものもある。

ネットではこうしたコラを見て、

「素晴らしい出来映え...... 新国立競技場以上」
「笑い事じゃねぇんだがな」
「建設費だけじゃなく、維持費もアホみたいにかかるらしいな むちゃくちゃだよこの国は」

といった書き込みが出ている。