12日、TBS「情熱大陸」では「カナダの地を駆け抜けた23人」と題し、先のサッカー女子W杯カナダ大会で準優勝を果たした、なでしこジャパンの特集が放送された。

試合中の様子や試合後の心境など、世界最大の舞台であり過酷なトーナメントを戦い抜いたなでしこジャパン選手達のコメントで構成された同番組は、帰国後のFW・大儀見優季にも密着した。

アメリカに大敗を喫した決勝戦について、大儀見は「誰一人として立て続けに失点して諦めた選手はいなかった」と振り返ると、3位決定戦でドイツに敗れた7年前の北京五輪を挙げ「なにもできなかった悔しさ」が現在の原動力になっているなどと語った。

また、自分のことを「植物」と表現した大儀見は「太陽の光だったり水だったり酸素だったり二酸化炭素だったり色んなものがないと生きられない」と言い、なでしこジャパンについては「万華鏡」と例え「一試合一試合見え方は随分変わってったと思うし、その中に個人個人が彩り、輝きを放ってた。そういう見る人によって輝きが見え隠れする魅力的なチームだったかな」とその理由を説明した。

その他にも「また新たなスタート、新たな旅が始まるなっていう感じ。これからがまた勝負」と意気込んだ彼女は、番組のカメラに対し「いずれかは日本のJリーグに挑戦したい。男子の中でどれだけやれるかっていうのを試してみたいという思いは強い」という目標も語っている。