フジ、“不況”のネタ番組に挑戦 ナイナイMCの新お笑い番組を発表
フジテレビが、新お笑い番組「ENGEIグランドスラム」をスタートさせることを発表した。司会はお笑いコンビのナインティナイン(岡村隆史、矢部浩之)と女優の松岡茉優。フジテレビバラエティー制作センターの藪木健太郎プロデューサーは、“不況”とされているネタ番組を制作する理由について「今ネタ番組があまりない中、フジテレビが年間を通して大きなネタ番組をやっていこうということで」と明かしている。
同局の土曜プレミアム枠(午後9時〜11時10分)の特番となる「ENGEIグランドスラム」では、漫才、コント、ピン芸、リズム芸など各ジャンルを代表する芸人たちがネタを披露していく。5月30日に放送される第1弾では、爆笑問題、博多華丸・大吉、サンドウィッチマン、ウーマンラッシュアワーなどお笑い界の賞レースをにぎわせてきた19組の人気芸人が出演する。藪木プロデューサーは、今回の趣旨について「いろんなチャンピオンに集まっていただきました。本気のネタ番組を作りたくて、こういうステージを用意しました」と語る。
第1弾放送後も、特番として続けていく予定。藪木プロデューサーは「今後も続けて、ENGEIを柱にフジテレビのバラエティー番組を育てていきたいなと思いますので、よろしくお願いします」と抱負を述べている。
オファー時に、「“ネタをしなくていいよね”と確認しました」という矢部は「劇場に出ていたり、常にネタをやっていたりする芸人さんは出演したい番組だと思います」と自信をのぞかせつつも、「矢野・兵動と博多華丸・大吉は同期なので、『(僕らはネタをしないので)ごめん』と謝っておきました(笑)。二組ともかっこよかったです。さすがでした」とコメント。相方の岡村は、ナイツとどぶろっくのライブが印象に残ったといい、「全コンビ面白かったです。一組くらいスベったらええのに、くらいの気持ちでいましたが(笑)。全組爆笑で、さすがコンテストの優勝者ばかりだなと、感動しました」と称賛していた。
また人気ヒップホップグループの RIP SLYME も同番組に協力。番組では、彼らの最新曲「JUMP」を含めた楽曲が随所に使用されるほか、メンバーのRYO-Zが芸人を呼び込む際のナレーションを担当している。(編集部・井本早紀)
土曜プレミアム「ENGEIグランドスラム」はフジテレビ系で5月30日午後9時〜11時10分に放送