先日、国立がん研究センターの調査で「緑茶をよく飲む人は、飲まない人に比べると死亡する確率が低下する」というニュースが発表されました。改めて日本茶が健康に良いことを再発見できたわけですが、紅茶やハーブティーにも、それぞれの効用があることを何となく知っているのではないでしょうか? そこで今回、イギリスのメディア『STYLIST』が紹介している、各種のお茶の効能を見て行こうと思います。

    緑茶

緑茶はガン、動脈硬化、脳卒中などの発作、アルツハイマーやパーキンソン病に効果的だそうです。お茶の中でも抜群に多くの効用があるのが緑茶なのです。なお、カフェインはカップ1杯につき25mgあるので、カフェインに敏感な人には夕食時のお茶には適していないかもしれません。

    ホワイトティー

日本語では「白茶」と呼ばれるあまり耳慣れない種類のお茶ですが、主に中国の福建省で生産されているものです。ある研究では、ガンの成長を妨げるのに一番効果があるとされています。カフェインは緑茶よりやや高く、28mg。

まだ馴染みの薄い人も多いかもしれません。南米生まれのマテ茶はカルシウムと鉄分を豊富に含んでおり、通称「飲むサラダ」とも言われています。味も緑茶とかけ離れておらず、日本人の私たちにも飲みやすい味。このお茶の効用もまた多く、アレルギー、心臓発作を防ぎ、カロリー消費や集中力のアップ、エネルギー補給にも効果があるそうです。カフェインはかなり高くて85mgです。

    ウーロン茶

これぞ日本人が一番親しんでいる中国茶といえるでしょう。ガン、そして血液や心臓の病気を予防してくれるそうです。またコレステロールの数値を下げ、骨を丈夫にしてくれるそうですよ。カフェイン量は緑茶よりやや高い37mgです。私個人の感想では、脂っこい食事の後にもウーロン茶は後味をすっきりさせてくれます。

馴染みのある一般的な紅茶は意外にも、タバコでダメージを受けた肺に効果的なんだとか。ヘビースモーカーのみなさん、コーヒーより紅茶を飲むようにしてはいかがでしょうか。他にも脳卒中に効果あり、カフェイン量は緑茶の倍ほどの42mgです。

    ルイボスティー

最近ではスーパーマーケットでも見かけるようになったルイボスティー。 女性に人気が出ているようです。もともと、南アフリカのお茶で、最初はちょっと癖のある味と感じるのですが、飲み慣れると1日何杯でも飲めるようになるのが不思議です。私はハーブティーと混ぜて香りを変えながらリフレッシュする時によく飲んでいます。こちらもガンの予防に効果があるそうです。カフェインはゼロなので、妊婦さんや子育て中のママにも良さそうですね。

    ハーブティー

乾燥した果物や花、ハーブなどのお茶でその種類は数知れず。ヨーロッパではハーブ専門の薬局があるほどハーブの効用は様々です。カフェインもゼロなので、どうしても眠れない時にもよいです。1日3杯のハーブティーを飲むと、高血圧に効果的だという研究結果もあります。

いかがでしょうか? 身近なようで意外と知らないお茶の種類や効果がたくさんあることがわかったと思います。時と場合と健康状況に合わせて、色々なお茶を飲み分けて、心と身体、両方の健康に役立てられればいいですね。

参考記事:STYLIST

(中村綾花)