ディズニーアニメには「キャラクターに命を吹き込む12の法則」というものがあり、「引き延ばしてペチャンコにする」「副次的なアクション」などの法則に従った独特な動きで観客を引きつけます。独自の法則を生み出したディズニーですが、ディズニーの中ではアニメーションがの動きが再利用されているとして、作品を比較したムービーが公開されました。

Walt Disney Recycled Animation Scenes #1 - YouTube

まずは1959年に公開された「眠れる森の美女」のワンシーン。たくさんの人に囲まれながらオーロラ姫とフィリップ王子がダンスを踊っています。



そしてこれが1991年に公開された「美女と野獣」のダンスシーン。人々の立ち位置や見切れ方まで似ています。



さらに、オーロラ姫とベルが左手で持ったドレスの裾の翻り方までそっくり。





次は1937年に公開された白雪姫のワンシーン。踊る小人たちを前に白雪姫が手をたたいています。



白雪姫の公開から36年後に公開された「ロビン・フッド」では、上記のシーンがマリアン姫によってリサイクルされていました。



ダンスに誘われ……





一緒に踊ります。





踊りを見守る動物たち。





手拍子も同じ角度から映し出されています。





構図もポーズも同じで、違うのは背景とキャラクターだけ。





さらに、ロビン・フッドのリトル・ジョンのダンスシーンは……



「ジャングル・ブック」のバルーのダンスと重複。体の向き・手の角度から足の上げ方までそっくりです。



同じ笑顔。





ジャングル・ブックは1967年の公開なので、ロビン・フッドがジャングルブックをリサイクルしているわけです。





また、マリアン姫の動きは……



1970年に公開された「おしゃれキャット」のダッチェスの動きとほぼ同じ。



後ろ姿。





マリアン姫とロビン・フッド、ダッチェスとトーマス・オマリーのダンスシーン。





手を取り合っているところ。





ドラマーも表情といいたたき方といい、そっくりでした。





画像比較でも類似点はハッキリと分かるのですが、動きのあるムービーで見ると「どれだけ似通っているか」ということがさらによく分かります。なお、コメント欄では「皮肉なことに、このムービーは5年前に作られた『Disney's Recycled Animation』のリサイクルだ」という点も指摘されていました。