巨人・高木勇人、社会人時代の苦悩。元同僚「今とは別人」
昨年のドラフト3位で入団した巨人・高木勇人の活躍が目覚しい。ここまで無傷の4連勝、防御率は1.50で月間MVPの有力候補だ。
だが、ここまでの道のりは長く険しいものだった。27日、日本テレビ「NEWS ZERO」では「"ドラフト指名もれ"5回 巨人遅咲きルーキーの原点」と題し、念願のプロ入りを果たすまで、高木が抱えた苦悩を伝えた。
社会人時代は三菱重工で午前中は航空機の部品を検査し、午後に練習していたという高木は、毎年ドラフト候補に挙がる速球派の投手でもあり都市対抗野球に何度も出場している。
しかし、実際のドラフトで高木の名前が呼ばれることはなく、過去5度のドラフトでも期待を寄せては落胆していた。
当時の高木は、速球を磨こうとする反面、制球力に課題があるばかりか、社会人時代にバッテリーを組んでいた安田亮太捕手は「スカウトの人のほうばかり見てピッチングをしているような。球速を気にしてフォームを乱す。(今とは)別人のピッチャー」とも語っている。
当の本人も「(ドラフト翌日)会社に行った時に周りの上司だったり同僚だったり、気まずそうにしているんですよね。そんなに申し訳ない思いを何年もしてしまうっていうのが、自分にとってすごい辛くて。それだったらスカウトも来ないでほしいと思ってました」と振り返った。
そんな高木は5度目のドラフトもれの後、「個人的にプロに行くっていうのは辞めてチームのためにやろう」と決意。球速へのこだわりを捨て、自身のピッチングを見つめ直した結果、「真っ直ぐあっての変化球。変化球あっての真っ直ぐっていう考えになってコンビネーションで勝つ」と変わったという。
このピッチングスタイルで制球力を向上させると、プロのスカウトはしっかりと見ていたのだろう、自身6度目のドラフトで巨人入り。開幕3戦目でさっそく勝利を挙げると、試合後のヒーローインタビューでは「今まで頑張ってきて本当によかったです」と涙を流す高木の姿があった。
だが、ここまでの道のりは長く険しいものだった。27日、日本テレビ「NEWS ZERO」では「"ドラフト指名もれ"5回 巨人遅咲きルーキーの原点」と題し、念願のプロ入りを果たすまで、高木が抱えた苦悩を伝えた。
社会人時代は三菱重工で午前中は航空機の部品を検査し、午後に練習していたという高木は、毎年ドラフト候補に挙がる速球派の投手でもあり都市対抗野球に何度も出場している。
当時の高木は、速球を磨こうとする反面、制球力に課題があるばかりか、社会人時代にバッテリーを組んでいた安田亮太捕手は「スカウトの人のほうばかり見てピッチングをしているような。球速を気にしてフォームを乱す。(今とは)別人のピッチャー」とも語っている。
当の本人も「(ドラフト翌日)会社に行った時に周りの上司だったり同僚だったり、気まずそうにしているんですよね。そんなに申し訳ない思いを何年もしてしまうっていうのが、自分にとってすごい辛くて。それだったらスカウトも来ないでほしいと思ってました」と振り返った。
そんな高木は5度目のドラフトもれの後、「個人的にプロに行くっていうのは辞めてチームのためにやろう」と決意。球速へのこだわりを捨て、自身のピッチングを見つめ直した結果、「真っ直ぐあっての変化球。変化球あっての真っ直ぐっていう考えになってコンビネーションで勝つ」と変わったという。
このピッチングスタイルで制球力を向上させると、プロのスカウトはしっかりと見ていたのだろう、自身6度目のドラフトで巨人入り。開幕3戦目でさっそく勝利を挙げると、試合後のヒーローインタビューでは「今まで頑張ってきて本当によかったです」と涙を流す高木の姿があった。