日本百貨店協会が19日にまとめた8月の東京地区百貨店(13社28店)の売上高は、主要5品目がマイナスとなり、前月と同水準の前年同月比1.6%減の1億1895万556円で、5カ月連続の前年割れとなった。

 衣料品は、クリアランスセールやクールビズの効果などもみられたが、後半に気温が高めになったことから、秋物衣料に伸び悩みもみられ、7月のプラスから一転、同1.7%減と再びマイナスとなった。

 身のまわり品は、セールから靴やアクセサリーなど全般に動きがみられたが、非店頭需要に伸び悩みがみられ、マイナス3.2%と4カ月連続の前年割れ。

 雑貨は、前月に引き続き化粧品に動きがみられたものの、宝飾・貴金属、その他の品目の動きが鈍く、同0.5%減と3カ月連続のマイナスとなった。

 家庭用品は、その他家庭用品が大口需要などもあり引き続きプラスとなったが、家具、家電が低迷し、全体ではマイナス9.1%とさらに水準を落とした。

 食料品は、改装、催事効果などもみられ、前月より水準を戻したが、全般に伸び悩み、同1.1%減と3カ月連続のマイナスとなった。

売上高  対前年比
衣料品      37,551,883 -1.7  
身のまわり品   15,911,415  -3.2  
雑貨       21,813,933  -0.5  
家庭用品     7,784,319 -9.1  
食料品 26,692,207 -1.1  
食堂喫茶 3,963,630 -7.4  
サービス 1,496,242 2.4  
その他 3,736,927 25.2  
総額 118,950,556 -1.6
 
【了】

■関連リンク
百貨店売上高