5日、降りしきる雨の中、出迎えのワゴン車で東京拘置所を出る熊谷被告。(撮影:吉川忠行)

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ライブドアグループをめぐる証券取引法違反事件で、同法違反(有価証券報告 の虚偽記載)の罪で起訴されたライブドア前代表取締役の熊谷史人被告(28) は5日午後3時すぎ、東京地裁が前日の保釈決定を不服とした検察側の準抗告を棄却したため保釈が認められ、2月22日の逮捕以来42日ぶりで東京拘置所を出た。

 同事件での被告が保釈されたのは4人目で、ライブドア前社長の堀江貴文被告(33)のみが拘置されたまま。

 午後3時10分ごろ、熊谷被告を乗せた白のワゴン車が拘置所の門を出た。後部座席に座る同被告は水色のトレーナー姿で、終始前を向いたまま表情を変えることはなかった。

 車が拘置所の門のところで一時停車すると、待ち構えた報道陣のカメラからフラッシュが一斉にたかれた。【了】