日産、米社支援「市場原理で」
日産自動車<7201>の志賀俊之最高執行責任者(COO)は31日に都内で開いた新車発表会で、日本経団連の奥田碩会長(トヨタ自動車会長)や日本自動車工業会の小枝至会長(日産自動車会長)が低迷する米国の自動車関連メーカー支援を示唆していることについて「あくまで市場原理と競争の中で、いろんなことがされていくのが原理」との見解を示した。
米市場での日本車シェア拡大で、日米間に新たな経済摩擦の発生がささやかれていることについては、米国で販売する日産車の現地生産比率が75%、現地生産車の部品の現地調達率は70%に達していると説明し、「そういう意味では米国への貢献もしている」と強調した。
人民元の切り上げ問題についても、「現地生産率や国産化率引き上げなど、為替に左右されない経営体質を目指している」と述べた。
トヨタが北米で展開する高級車ブランド「レクサス」を8月から国内で販売開始するのにからみ、日産が同じく北米で展開する高級車ブランド「インフィニティ」の国内投入の可能性について、志賀COOは「レクサスが入ってくることには刺激を受けている」とした上で、「日産ブランドとしてそういうものに負けないよう、お客様に満足していただける準備をしている。それを実現した先にインフィニティを持ってくる準備が整う」と展望を述べた。【了】
■関連記事
新型セレナは「頼れる父さん」
ホンダ、「対中戦略見直さない」
レクサス上陸 “超豪華”専売店
■関連コンテンツ
livedoor 自動車
■関連掲示板
日産自動車
米市場での日本車シェア拡大で、日米間に新たな経済摩擦の発生がささやかれていることについては、米国で販売する日産車の現地生産比率が75%、現地生産車の部品の現地調達率は70%に達していると説明し、「そういう意味では米国への貢献もしている」と強調した。
トヨタが北米で展開する高級車ブランド「レクサス」を8月から国内で販売開始するのにからみ、日産が同じく北米で展開する高級車ブランド「インフィニティ」の国内投入の可能性について、志賀COOは「レクサスが入ってくることには刺激を受けている」とした上で、「日産ブランドとしてそういうものに負けないよう、お客様に満足していただける準備をしている。それを実現した先にインフィニティを持ってくる準備が整う」と展望を述べた。【了】
■関連記事
新型セレナは「頼れる父さん」
ホンダ、「対中戦略見直さない」
レクサス上陸 “超豪華”専売店
■関連コンテンツ
livedoor 自動車
■関連掲示板
日産自動車