日本経済はいま、本格浮上の千載一遇のチャンスに立っている。3.11の大震災、原発事故は日本に修復不能な大きな傷を残したが、震災の復旧・復興事業を実行することは政府の責務であり、長い時間はかかったが、漸く大型復興政策が動き始める局面を迎えた。2011年度は補正予算がなんと4度も編成される。この間に事情が変化したわけではない。1度で済む補正予算編成が4度にも分散されていることに、政策実行力の欠落が如実