9月8日、筆者渾身の1冊である『亡国の農協改革日本の食料安保の解体を許すな』が、飛鳥新社から刊行になった。亡国の農協改革の中身については先週も取り上げたが、今回は改革推進に際した「レトリック」に焦点を当ててみたい。例えば、読者は農協改革に関連し、以下のレトリックを耳にしたり目にしたりしたことはないだろうか。「全農(全国農業協同組合連合会)が農薬や肥料を農協や農家に“高く売っている”。だから、農