子供を作りたい日の2カ月半前には彼に大豆を食べさせないで―研究結果
ベジタリンの男性には悪いニュースです。カリフォルニアのロマリンダ大学メディカルセンターが行った研究結果によると、ベジタリアンの男性は、そうでない男性より平均10年長く生きますが、一方で精子の数は明白に少なく、また、精子の動きも悪いことが明らかになりました。
ベジタリアンの男性の長生きの要因が精子の質のよさと関連しているのではないかと考えた研究チームは、菜食主義などの食事スタイルが精子の質に及ぼす影響について4年にわたり研究を行いました。しかしその研究の結果は、研究チームの当初の予想とは正反対のものでした。
ベジタリアンの男性の精子の数は肉食の男性より明らかに少なく(肉食の男性の精子が1mlあたり7千万個なのに対してベジタリアンの男性の精子の数は1mlあたり5千万個)、精子の動きも悪いという結果が出ました(雑食男性の精子の運動率が60%なのに対してベジタリアン男性の精子の運動率は30%)。
この数字を説明してくれる要因として「ビタミンB12の欠乏」が挙げられますが、その他にも、肉の代わりに大豆を摂取することも要因になっています。大豆には、女性ホルモンであるエストロゲンと同様の特性を持つフィトエストロゲンが含まれていて、「繁殖力に害を及ぼすかもしれない」とロマリンダ大学メディカルセンターのエリザ・オルズィロースカ産科医は説明しています。
オルズィロースカ医師は、「特に、自然な方法での妊娠を望んでいるカップルの場合、男性の大豆の摂取が妊娠に影響を与えるということがありえます。ベジタリアンであることやめなさいとは言いませんが、子供を作りたい人は、受胎予定の74日前(精子を作るのにかかる日数)には大豆を食べないように」と助言しています。
参考:
Vgtariens et vgtaliens seraient moins fertiles du fait de leur rgime alimentaire
http://www.20minutes.fr/insolite/1464627-20141020-vegetariens-vegetaliens-moins-fertiles-fait-regime-alimentaire