22日放送、NHK「サンデースポーツ」では、ロンドン五輪で日本代表監督を務め、チームをベスト4に導いた関塚隆氏が出演、W杯ブラジル大会における日本の戦いを振り返った。

「初戦の躓きというものが第2戦にも響いて内容、結果と厳しい戦いが続いてる」と切り出した関塚氏は、日本代表が“自分達のサッカーが出来ていない”という見方についても「日本の生命線であるパス。ここでのミスが試合で目立っているという印象を受けます。要因の一つとしてはコンディションの問題。高温多湿、そういう気候のところでもう一つ、選手達のキレ、動きに精彩を欠いている」と分析した。

また、日本の練習が急遽中止になったことは「僕自身も驚いてません」という関塚氏は「ザッケローニ監督も話していた通り、全体の気持ちを落ち着かせて集中したトレーニングをイトゥでして、移動して公式練習をして試合に臨もうと。以前にも2011年アジアカップで優勝した時も同じようなシーンがありましたから」と“問題なし”とした。

そして、日本時間25日に迎えるコロンビア戦については「連動したサイド攻撃」「ボランチが打て」「自信と誇り」という3つのポイントを挙げた関塚氏。「今まで目指してきたサッカーはもう少しサイドに人数をかけて、連動した動きから地上戦。短いパスで崩していく」、「3列目(ボランチ)の守備的な選手が侵入していくことが大事」などと2つのポイントを解説すると、「自信と誇り」という点については「日本の進むサッカーの道では通らざるを得ない道だと思います。そういう意味では気持ちを込めて日本のサッカーをやりきってほしい」と期待を込めて語った。