寝る前の食事でカロリー消費が良くなるって本当?「本当」
夜遅くに、しかも寝る直前に何かを食べることほど太りそうな行為もないと思いますよね。それでも夕食は食べたものの寝るころには小腹が空いてしまい、それでも我慢してベットへ入るという経験をしている女性たちも多いのではないでしょうか。
ところが、そんな我慢は不要!との研究結果が報告されました。その新しい研究によると、寝る前の食事がなんと代謝を促進し、結果体のエネルギー消費をよくするというのです。その仕組みとはいったいどういうものなのでしょうか。
体の代謝が促進されると、体内でのエネルギー消費量が増えるため、摂取した脂肪や糖分のカロリーが効率的に消費されるようになります。つまり、痩せたいと思う人には好都合な痩せ体質に近づくわけです。
今回、米フロリダ州立大学が行った実験では、健康な若い男性に就寝の30分から60分前に150キロカロリーの炭水化物とプロテインシェイクを飲んでもらったところ彼らの代謝が良くなったことが確認されました。同じ実験を肥満女性を対象に実施したところ、彼女たちの血圧が下がり、代謝機能も改善したといいます。
特に普段からアクティブに活動している人にとり、就寝前に少量の食事を取ることは体の代謝を活性化するという利点をもたらすといいます。「いつも運動しているなら、寝る前に少し食べることで朝の代謝機能を高めることができます」と同大学の研究者マイク・オルムスビー博士。
何を食べるのが一番良いかというと、同氏によれば夜の間に筋肉の回復を助けるためプロテインが最適だと述べています。
また、別の研究では人は夕食後にもう1度食べられると分かっていると、自動的に少ない量の夕食を食べることも明らかになっています。
これで夕食後におなかがすいてしまっても我慢してベットに入る、なんてことはしなくても良さそう。何でもドカ食いとまではいきませんが、カロリーは150カロリーに押さえ、ゆで卵やフルーツなどプロテインが豊富なものを食べるようにすればおなかも満足なら、ウエストラインにもやさしいと一石二鳥です。
参考:Eating Late at Night May Help You Burn Calories
http://www.shape.com/blogs/shape-your-life/eating-late-night-may-help-you-burn-calories