インテルは13日のセリエA第33節でサンプドリアと対戦する。ワルテル・マッツァーリ監督は試合を前に、次のように話している。

「最近の試合でのミス? コンセプトに関するミスは修正しなければいけない。成長するためにね。テクニカルなミスについては、あまりやれることがないんだ。心理面で選手たちに働きかけるくらいだね。とにかく、我々は常にどの相手とも渡り合うことができる。我々が考えなければいけないのは、特に自分たちのことなんだ。試合は我々の姿勢次第だからね」

「3、4試合を除いて、我々がパフォーマンスという点で苦しんだことはほとんどなかった。確かに、まいた種ほどの収穫を得ていないけどね。あまりに多くの試合で反撃を受け、引き分けが多すぎた。でも、チームには常に論理的・戦術的な道筋があるんだ。来季は4バックも試す。4-3-1-2とか、4-3-2-1とかね。ただ、今のこのチームには確実なことが必要だ」

「(マウロ・)イカルディとは話した。彼は成長しているところだ。プレーのことだけを考えなければいけない。(マテオ・)コバチッチ? 彼はタレントだよ。すごく若いが、戦術面での注意力やシュートを枠に飛ばすこと、それにフィニッシュなど、成長している。来年も含めてインテルの財産だ。未来のチームにおいて重要な選手になるだろう」

「(ダニーロ・)ダンブロージオ? 私のチームでは、サイドの選手は違うプレーをする。適応が必要なんだ。ビッグクラブに移籍して、クオリティーを上げることになるんだ。時間が必要だよ。だが、将来は彼のものだ」

「エルナネスをトップ下で? 彼がその位置でプレーできることは確かだ。だが、クオリティーのあるチームにおいて、プレーメークをしていくなら、ディフェンスラインの前に置くのは守備的ハーフ2枚ではない。だから私は彼をその位置で使う」

イタリア勢と欧州の違いについて、マッツァーリ監督はこのように述べている。

「クラブレベルでイタリアが後退していることは認めなければならない。移行期なんだ。忍耐が必要だよ。ベストプレーヤーを獲得することができていない。国外のクラブによりリソースがあるからだ。我々指揮官がうまく仕事しなければいけない」

「だが、我々はまた強くなるはずだ。私はこの点でビビってはいないし、むしろ気合が入る。アトレティコ・マドリーがモデルになるか? そうだね。あり得るだろう。だが、バルセロナのようなビッグクラブもかつて、自分たちの家から優れた選手たちを生み出して再建しているよ」

「(マッシモ・)モラッティ名誉会長? チームを訪問してくれたのはうれしかった。ただ、彼とは常に電話で連絡を取っているよ」

「勝ち点差が少ない中で終盤戦への準備ができているか? できているよ。だが、今年は特殊な一年なんだ。直近2試合で我々はあと勝ち点4を稼げたはずだよ」

「(サンプドリアのシニシャ・)ミハイロビッチ監督がベンチ入り禁止? 私はサンプドリアで指揮を執ったが、あのスタジアムはこういう試合で選手たちを後押ししてくれるんだ。もちろん、試合中に監督の影響力があるのは当然だがね。でも、試合は開始前に準備するものなんだよ。もちろん、いつだってベンチにいられる方が良いが、それほど多くが変わるとは思わない」