ユヴェントスGKジャンルイジ・ブッフォンが、2001年にバルセロナに移籍する可能性があったと明かした。だが、父親が移籍を止めたそうだ。『SportMediaset』で、次のように語った。

「2001年、パルマの次にバルセロナへ行く可能性があった。でも、父の助言のおかげで、僕はユヴェントスを選んだんだ。父に感謝している。ユーヴェで僕はほかにない満足を得られたんだからね」

それから12年。ユヴェントスでスクデットやトロフィーを獲得し、落胆も経験したブッフォンは、まだユーヴェの守護神を務めている。そしてそれは、今後も続くだろう。

「あと数年はプレーしたい。これまでのキャリアで常にやってきたように、周囲を驚かせることができるうちはね」

「僕がすごく悔やんでいるのは、パルマでスクデットを獲得できなかったことだ。僕は17歳でパルマに入り、多くの勝利を手にした。でも、パルマは決してタイトルに届かなかったんだ。僕らは若すぎたのかもしれない。勝利に導く継続的なパフォーマンスをするだけの成熟さがなかったのかも」

ユヴェントスは20日にフィオレンティーナと対戦する。だが、スクデット争いという点では、現時点でユーヴェのライバルとなるのはほかのチームたちだろう。

「みんながローマに驚いているね。でも、今の彼らがやっていることを見れば、今の順位(首位)にふさわしいよ。ナポリは敬意を払うべきチームだ。もはやビッグクラブの自信を持つチームだからね。僕らは熱意を失っていると言われている。でも、10試合で7勝3分けだよ? 数字が物語っている」

23日にはチャンピオンズリーグでレアル・マドリーとサンチャゴ・ベルナベウで対戦する。

「レアルは好調じゃないと言われているけど、実際にはちょっとしたことで流れを変え、周囲の意見を変えさせることができる選手たちがそろっているんだ。彼らが空っぽな状態で僕らとの試合を迎えることになったら、僕はうれしいだろう。スポーツマンシップにふさわしくないから、それを願うことはしないけどね。レアルに勝てば、大きな自信になる。僕らは欧州の舞台でも勝ち始める必要があるんだ」