「デストロは代表チームで再び負傷した。手術はとてもうまくいったし、ローマはリハビリにおいて何も間違ったことはしていない」

1月26日にペルージャでローマFWマッティア・デストロの半月板を手術したジュリアーノ・チェルッリ医師が、『ReteSport』でこのように話している。デストロは4月にピッチへ復帰したが、U-21欧州選手権で再び戦列を離脱した。

「有名選手によくあるように、マッティアの周辺にも利益がある。その周辺が、奇跡的な解決策を探したんだ。そして、ローマのメディカルスタッフの知らないところで彼を治療することにした。バルセロナのクガット医師に診察してもらってね」

「こういう場合、平凡なある動きだけで、問題が再発することもあり得る。方向転換一つで間接に違和感を覚えることもあるんだ。だがクガット医師は、将来的なサッカー選手としての活動を危険にする要素はなかったと言っていた。彼のキャリアが危険になったことはない」

この発言をU-21代表はよく思わず、カルロ・デ・カルリ医師から次のように反論が届いている。

「U-21代表にいたときに、マッティアは新たな負傷など負っていないし、再発もなかった。それに、手術後の経過は万全ではなかったと思う。選手もローマのスタッフも、何度も腫れがあると言っていた。だが、デストロはキャンプに来たとき、代表にとどまれないほどの状態ではなかった。クラブのドクターと同意した上で、彼は別メニューのトレーニングをし、フィジオセラピーをしていた」

「デストロは来たときよりも良い状態で代表チームを離れた。ひざと、筋肉の状態とね。その後に何があったかを詳しくは知らないが、外側半月板のケースでは、リハビリがかなり遅れることもあり得る」

その後、チェルッリ医師は次のようにコメントし、自身の最初の発言について強調している。

「代表のドクターたちの振る舞いや、デストロの管理は申し分ないものだった。私が話していたケガは、インタビューでも言ったように、一つの平凡な動きでも起こり得るんだ」

だが、デストロが5月26日のコッパ・イタリア決勝を最後にプレーしていないのは確かだ。そして、移籍市場でFWアルベルト・ジラルディーノやFWファビオ・クアリアレッラの獲得を狙ったローマは、デストロの回復に関して穏やかいられない。