独がナチス犯罪に「永遠の責任」…日本と対極の姿=韓国
ドイツ現地紙は26日、同国のメルケル首相が国際ホロコースト記念日(1月27日)とアドルフ・ヒトラーが政権を掌握した日(1月30日)を前に、「ドイツは第2次世界大戦とホロコーストなどナチスの犯罪に対して永遠の責任がある」と述べたと報じた。
韓国メディアはこの報道を相次いで取り上げ、日本政府の態度とを比較しながら「両戦犯国の姿はあまりに違う」などと伝えた。
メルケル首相はホームページで、「私たちは歴史を直視し、どんなことも隠したり押しつけたりしてはならない」と主張し、ナチスの犯罪行為に対して「永遠の責任」があることを明らかにした。
韓国メディアは、メルケル首相の発言を報じながら、「一方で日本の政治指導者は、懺悔(ざんげ)や謝罪どころか軍国主義の亡霊を生き返らせている」とし、自民党幹部による「竹島の日」(2月22日)式典への出席などを非難した。
憂慮(ゆうりょ)すべき日本の問題点として、平和憲法の修正、河野談話・村山談話など歴史の反省に対する修正、戦犯企業の強制徴用の賠償拒否などを指摘。日本とは異なるドイツの態度として、ユダヤ人博物館をベルリンに建立、ナチスの誤りを教えない教師を処罰、戦犯企業が数度に渡り謝罪していることなどを挙げ、日本とドイツを比較した。(編集担当:新川悠)