JYJ・ジュンス率いる「FC MEN」 チャリティマッチに約4万人が熱狂!

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【28日東京・国立競技場=KEJ大久保茜 / 写真=村上豊】韓国芸能人サッカーチーム「FC MEN」が日本に上陸! 吉本芸人率いる「FC GEININ」とのチャリティマッチを行った。

前日までの雨が嘘のように、青空が顔を覗かせたゴールデンウィーク初日。汗ばむほどの陽気の中、いよいよ17時半にイベントがスタート」とあいさつすると、観客は熱烈な声援で応えた。新曲を引っ提げての「JUNO YA!! Vol.3」の開催も決まっているということで、これについて「7月7・8日とイベントをやる。ファンの皆さんに楽しんでもらいたいから今準備中。楽しみにしていて」と意気込みを語った。

続いて登場したのが、5月にデビューを控えているM.E.N。彼らは、韓国エンタメシーンでそれぞれが違う分野で活動しており、そんな個性溢れる5人が日本に集結し結成された、日本発信のK-POPアイドル。ステージでは本チャリティマッチの公式ソングで、5月30日に発売されるデビューシングル「Feel The Sky」を披露した。本ステージが彼らにとって初めてのライブ、そして観客たちは彼らの姿を世界で初めてみることになった。デビュー前の心境を聞かれテファは、「これからもいい曲、いいパフォーマンスを見せられるようがんばるので、皆さんよろしくお願いします!」と意気込みを語り、5月のデビューへの期待感を高まらせた。

ライブステージの後、いよいよ選手入場」とのジュンスのあいさつに、再び黄色い声援が送られた。

そしていよいよキックオフ 喜びのあまり一気に駆け出した彼は、その勢いで”監督”ユン・サンヒョンに思わず抱きつき、感動を体中で表現して見せた。

試合も終盤に近付き、観客は「FC MENコール」でチームを応援した。その声援に応えようと奮闘するFC MENのメンバーたちだったが、試合終了間近の後半41分でFC GEININ11番/加藤謙太郎(春夏実冬)に1点を取られ、4対4の同点となる。ロスタイムに突入して必死に食い下がるFC MENだが、試合終了時間はもうすぐそこまで迫っている。何度かチャンスを掴むも活かせないまま時間だけが経っていた時、ビックチャンスが訪れた! FC GEININ7番/ウィリー(ビジャンドゥ)のファールでFC MENのPKとなったのだ。「この1点で勝負が決まる」というプレッシャーの中でも落ち着いてボールを蹴ったのは主将ジュンス。まっすぐと飛んで行ったボールがネットを揺らし、見事チームを勝利へと導いた。試合終了後のインタビューでFC GEININの主将・ヒデは「こうやってFC MENの皆さんが被災地のためにがんばってくれるのはうれしいし、感謝している。いつか韓国にも恩返しができらと思う」とFC MENの健闘を称えた。

一方FC MENの主将・ジュンスは相手チームに対して「強かった。めちゃくちゃ強くてびっくりしたけど、僕らのチームの色を出しながら勝ててよかった」と感想を語り、「今、本当に気持ちが良い。相手チームにも感謝している」と続けた。最後にファンに向けて「本当に良い(意味を持った)チャリティイベントに来てくれて感謝している。また日本で素敵なイベントでお会いしたい。ありがとうございました」と言葉を贈り、他の選手と場内を1周して感謝の心を伝えた。

「FC MEN JAPAN FIGHT VOL.1」が開催された初夏の風感じる東京の地で、汗を流したFC MENの選手たち。彼らはファンに笑顔を届けるとともに、東日本大震災の被災者へもあたたかな心を届けたことだろう。