12月30日(金・現地時間)、米国ネバダ州ラスベガス・MGMグランドガーデン・アリーナでは、UFCの2011年ラストを飾るイベント=UFC141「Lesnar vs Overeem」が開催された。

メインイベントは、ストライクフォース・ヘビー級ワールドGPトーナメントを負傷欠場、そしてストライクフォースとの契約抹消から一転、UFCとの電撃契約を果たした同プロモーション・ヘビー級王者アリスター・オーフレイムと、昨年10月のケイン・ヴェラスケス戦以来、実に1年2ヵ月ぶりの参戦となる元UFC世界ヘビー級王者ブロック・レスナーが激突するモンスター対決となった。

出方を伺う両者。レスナーがローキック、左ジャブを伸ばすと、アリスターもパンチを見せる。レスナーが組みつこうと前に出てくると、アリスターはすっとステップバックし、足を一本取られてもスタンドをキープする。

前に出たアリスターが、ボディへヒザを突き上げると。腹が効いたか、頭が落ちるレスナーにパンチ、さらにミドルを放つ。前に出るアリスター、後ろに下がるレスナーとなるやアリスターの左ミドルでレスナーがへたり込む。

両腕で顔面をブロックするレスナーの上から、パンチを連打するアリスター。さらにボディに一発見舞うと、抵抗ができないレスナーを見てレフェリーが試合をストップした。

2分26秒、TKO勝ちを手にしたアリスターは次期ヘビー級チャレンジャーの座に就き、「約束通り、短期勝負で勝っただろ? エクセレントなレスラーとトレーニングしてきたんだ」と語ると、一方のレスナーは「この日が、最後のオクタゴンになる」と引退発言をした。
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