ピッチ湖00
アスファルトと言うと、道路の舗装など人工的なイメージも強いかと思いますが、原油産地の近くでは天然のアスファルトが噴出し、湖を形成することがあるようです。

中でも、トリニダード・トバゴの「ピッチ湖」は世界最大の天然アスファルト湖で、およそ東京ドーム10個分の面積があるそうです。

 

ピッチ湖01
トリニダード・トバゴはカリブ海の小アンティル諸島南部に位置し、ピッチ湖はトリニダード島にあります。

ピッチ湖02
広さが40ヘクタール(40万平方メートル)、深さ75m。正方形にすると約632m四方に相当、東京ドームは216m四方。

ピッチ湖03
湖の成因は地質学的に、深部の断層を通って地表に現れた石油の軽質分が蒸発し、重いアスファルトが残ったとのことです。( ピッチ湖 - Wikipedia

ピッチ湖04
クリームのように固まった表面。

ピッチ湖05
境目。

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吹き出した状態で固まったアスファルト。

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ぼこっと浮き上がった場所。

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アスファルトで固まった湖面は歩くことができるそうですが、ぬかるんだ場所に落ちると抜けられなくなり危険があるそうです。

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ここに落ちたらと思うと…。

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このアスファルトは接着剤などの用途として採掘され、輸出されています。

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顔を洗っちゃってもいいんですね。

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飴のように伸びるアスファルト。

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これは、たしかにハマったら大変なことになりますよね。

こういった天然アスファルトの池は、世界の石油産地の近くに見られ、米国カリフォルニア州のラ・ブレアとマッキトリック、同サンタバーバラのカーピンテリア、ベネズエラのグアノコ湖とベルムデス湖、イラクのヒートとアブ・ジルなどにあるそうです。

he Well Known Asphalt Lake

らばQ【世界最大の天然アスファルトが噴出する湖、トリニダード・トバゴの「ピッチ湖」】より

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