チェルシー、新監督候補の最有力はヒディンクとモウリーニョの弟子

写真拡大

 チェルシーは、カルロ・アンチェロッティ監督の後任にトルコ代表のフース・ヒディンク監督、ポルトのアンドレ・ビラス・ボアス監督を最有力候補としてリストアップしていると、イギリス紙『ガーディアン』が報じている。

 チェルシーは8日、マンチェスター・Uに敗れたことでリーグ戦での優勝が絶望的に。既にチャンピオンズリーグ、FAカップ、カーリングカップでも敗退しているため、今シーズンの無冠が確実となった。このため、アンチェロッティを解任するのではないかと噂されている。

 ヒディンクは2009年、シーズン途中からチェルシーの監督に就任すると、不振に陥っていたチームを立て直し、FAカップを制覇。その手腕は高く評価されている。

 ボアスはポルトガルのアカデミカで評価を高め、昨夏にポルトの監督に就任。今シーズン、リーグ戦で29試合26勝3分けと、無敗で優勝を決める快挙を成し遂げている。チェルシーファンから絶大な人気を誇る現レアル・マドリードのジョゼ・モウリーニョ監督の下でアシスタントコーチを務めた経験もあり、ボアスのチェルシー行きは十分に可能性があると考えられている。

 加えてボアスは先月、「ロンドンは住むには完璧な街だ。クラブにいる人間…選手、スタッフ、オーナーもみんな素晴らしい。ジョゼはここで最高の成功を手にした。50年ぶりにチェルシーはリーグタイトルを手にしたんだ。世界中に強い強い衝撃を与えた」とコメント。チェルシーに好印象を抱いていると明かしていた。

 復権へ向けて動くチェルシー。今後、活動が活発していくことは間違いなさそうだ。

【関連記事】
リヴァプール、M・ロドリゲスのハットトリックで3連勝
“優勝決定戦”でマンUに敗れたテリー「前半が悪すぎた」
サンダーランドに残留したい元オランダ代表MFゼンデン
スウェーデンの伝説的ストライカー、ラーション氏の銅像が建立
念願の初ゴールでクラブを残留へと導いた岡崎「もっとたくさんゴールを決めたい」