女川避難所生活「なにかおかしい」

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(写真:闇夜に包まれる女川町総合体育館)

前回お届けした女川の避難所生活リアルツイート続編。
女川の避難所生活を送る「黒井真三」(@g616blackheart)氏が、その生活模様を避難所からツイートしているのであるが、前回の記事をお届けした直後、劇的に配給が変わったという。
1日2回のみというスタイルは変わっていないのだが、炊き出しが行われ、当面の夕食は安定する模様だ。何はともあれ温かい食事が出ることは良かった。
しかし民間の炊き出しなので、期間は決まっており、その後どうなるのかが不明・・・

そんな中、黒井氏が数日前にこんなツイートをしている。


黒井氏が幾度となくツイートしている問題がこの避難所の運営体制の問題。
現地では避難所の運営を行っている人々でさえ、被災者であるので彼らを非難するつもりはないが、黒井氏のツイートを見てもらうと体制が何かがおかしいことがよくわかる。
ちなみにこの続きのツイートがこちら。


そう、ボランティアセンター側では決して受け入れを止めているということはないのだ。そしてこんなツイートが続いた。


これが現地で避難所生活をする者の生の声である。
紹介したツイートは彼のほんの一部分でしかないので、詳しくは黒井氏のツイートを見て欲しいが、やはり運営体制がどうにも上手く回っていないのでないかと思い、今回我々は独自に問い合わせをしてみた。

まず、配給が1日2回という今の状況で救援物資はちゃんと届いているのか?連日のように全国から救援物資が届けられている報道がされているが、未だに食事が1日2回というのはなんで?
こんな疑問から、宮城県の災害対策本部・物資調整グループに問い合わせてみた。

で、こんな回答が。
女川町は現在、救援物資の受け付けをストップしているという・・・ 

へっ?はっ?どういうことですか?
理由としては、現在物資は足りており、物資を送ってもらっても保管する場所がないのだという。

・・・。
たしかに他の地域でも同様の話は聞いていたので、そういうものかと思いつつも、ではなぜ未だに1日2回しか食事が出ないのかという疑問は残ったまま・・・

次にボランティアセンターに問い合わせしてみた。
黒井氏のツイートでも何回か語られているが、女川町の避難所は絶対的に人手が足りていないはず。もう少しボランティアの人がいれば、上手く運営されていくのではないか?そんなことを考えつつボランティアセンターに問い合わせてみた。

たしかにボランティアセンターではボランティアをきちんと受付しているという。
ただし、今のところ要望があまりないのだという。 
はっ?はっ?要望がないってどういうことですか??

つまり、ボランティアセンターではきちんと受付を行い、ボランティアの受け入れも行っているのであるが、ボランティアが来てもやることが少ないというのだ。そんなことってあるのでしょうか?
あれだけの被害を受けた女川町において、ボランティアへの要望がないなんてことはあり得ないと思われる。
この問い合わせ結果と、黒井氏の連日のツイートを合わせてみると、どうやらやはり何かがおかしいとしか言いようがない。
それでも状況は日々改善されていると願うしかないが、まだまだ現地は混乱している。1日でも早くボランティアに頼る環境作りは行って欲しいものである。

ちなみに黒井氏は相変わらず飄々と、時々本当に避難所生活を送っている被災者とは信じがたいくらいのツイートをしている。
そんな彼の元には彼のツイートを見た全国の方から支援物資が続々届けられていて、詳細はここでは紹介しないが、中には「どうしてそれを送ったの!?」と思えるものまで・・・
避難所生活の中で、前を向いて少しでも生活を改善しようとしている彼の姿にはこちらが励まされてしまう今日この頃。

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