世界中から旅の忘れ物を回収、「トラベル・ブーメラン」がスタート。

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JTB法人東京は1月20日から、旅行先での忘れ物や落とし物を回収するサービス「トラベル・ブーメラン」を開始する。日本で初めて国際的な紛失物回収サービスを始めたブーメランイット・ジャパンの「マイブーメラン」をベースに、“旅行中”を目的にカスタマイズしたものだ。

「トラベル・ブーメラン」はまず、旅行前に購入したラベルナンバーと、忘れたりすると困る大切な所持品をホームページ上で登録。その上で旅行中の忘れ物や落とし物を専用サイトで報告しておくと、発見時にラベルデータでの照合・確認作業を経て、回収の手配をして所有者に返還するという流れとなっている。

あくまでも「発見されれば」という大前提があるため、必ず失くしたモノが手元に戻る……といった確実性があるわけではないが、少しでも戻ってくる可能性を高める“保険”という意味では、十分に活躍してくれそうなサービスと言えそうだ。

価格はキーホルダータイプ1点とシールタイプ1点のセットで1,050円（税込み）。有効期間は翌月から起算して1年間となっている（※サービスは登録日から開始）。なお、現段階では法人・団体向けに販売を行い、出張時やノベルティなどでの活用を見込んでいるという。

JTB法人東京が昨年1月に実施した「旅行先・外出先での忘れ物についての調査」によると、国内・海外旅行中に忘れ物の経験がある人は約85％。そのうち忘れ物が戻らなかったことがある人は約60％だった。また、旅先での忘れ物は「気分が落ち込む」という回答が多く、特に発見できなかった場合は「旅行自体が台無しになる」との回答も。逆に発見された場合は「ほっとする」よりも「『感動』に値する」との回答が多く寄せられていた。