13日深夜、TBSのスポーツ番組「S1」では、土曜日恒例となった元東北楽天ゴールデンイーグルス監督・野村克也氏による「ノムさんのボヤキ部屋」コーナーが放送された。

「今日は何をボヤいてもいいんだね」と前置きした野村氏。「今一番腹立ってるのは、猫も杓子もメジャー、メジャーって、日本のプロ野球はメチャメチャ(メジャーメジャー)になっちゃうよ」とダジャレをいいつつ、相次ぐ日本人選手のメジャー流出に怒りを露にした。

その後も、「メジャー行くのも、止めるのも五分五分なんだけど、自分の人生一回しかないからね。夢を果たすっていうのは結構な志なんだけど。僕らは日本のプロ野球で厄介になって、お世話になって、ここまでこれたわけで、日本のプロ野球どうなるんだって、そっちが心配。一流選手って簡単には生まれないじゃない。10年に一人出るか、出ないか。分かりやすくいえば、イチローとか松井が行っちゃったでしょ。それくらいに匹敵する選手出た?出ないでしょ」と捲くし立てる野村氏。ロッテ・西岡剛が、チームを日本一に導いたことで、今度は自分の夢を目指したいというメジャー挑戦理由を語ったことについては、「屁理屈だよ。俺に言わせりゃ。勝手なことすんなって。僕としては正直行ってほしくない。日本のプロ野球の発展のために尽力してほしい」と訴えた。