ミランは３日のチャンピオンズリーグ・グループリーグ第４節で、レアル・マドリーと対戦する。レアルのジョゼ・モウリーニョ監督はこれまで、インテル時代に３回、レアルの指揮官として１回、合計で４回ミランに土をつけている。敗れたのは、ポルト時代の2003年の欧州スーパーカップと、インテル就任後初のダービーマッチの計２回だけだ。

そのダービーマッチでゴールを奪ったミランFWロナウジーニョは、筋肉の負傷から復帰する可能性がある。だが、マッシミリーノ・アッレグリ監督が同選手を起用するかどうかは、最終練習を待つ必要があるだろう。ミランには代役がたくさんいる。

たとえば、足枷を外したいと願っているフィリッポ・インザーギもその一人だ。しかし、アッレグリ監督は前日会見で、「インザーギは常に試合に出るのに値する選手だ」としながらも、「チーム内にはバランスや、私の試合の解釈の仕方も存在する」とつけ加えている。

一方で、間違いなく出場すると見られるのが、ズラタン・イブラヒモビッチだ。笑顔で会見に出席した同選手は、レアル戦に向けて次のように話している。

「調子は良い。オレはチームを助けており、チームはオレを助けてくれているよ。（リーグ前節の）ユヴェントス戦で負けた理由？　普段ならミスしないようなゴールチャンスを、オレが２、３回ミスしたからさ。オレたちは彼らより強い。でも、彼らは訪れた２度のチャンスをミスしなかった」

「今は前を向いて、明日の試合のことを考えなければいけない。自信はかなりあるよ。オレたちはとてもうまくやれるはずだ。ただ、適切なバランスを見つけなければいけない。マドリッドでの試合はうまくいかなかった。明日の試合で、オレたちには自分たちが強いチームだということを示すチャンスがある」

「オレたちは明日の試合で、マドリッドで起きたのと逆のことをやらなければいけない。彼らは前節、試合を支配した。オレたちはスピードがなく、ずる賢さもなかった。明日の試合では、オレたちがレアルより強いとまでいかなくても、レアルと同じように強いということを全員に示してみせる」

インテル時代の指揮官だったレアルのモウリーニョ監督とは、前節に続いての対戦となる。イブラヒモビッチはモウリーニョ監督について、次のようにコメントしている。

「彼とは素晴らしい関係だよ。彼がインテルにいたときは、ファンタスティックな１年だった。彼からはたくさんのことを学んだんだ。素晴らしいパーソナリティーを持っている人だよ。でも、主審がキックオフのホイッスルを吹いたら、もう彼のことは考えない。考えるのはミランのことだけだ。それと、クリスティアーノ・ロナウドとの勝負とか言わないでくれよ。この試合はミラン対レアルというだけなんだ」