31日のチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝ファーストレグで、CSKAモスクワと対戦するインテル。前日会見に臨んだジョゼ・モウリーニョ監督は、メンバー外が続いているFWマリオ・バロテッリについて、「招集していない選手のことは話さない」と、あらためてノーコメントの姿勢を貫いている。一方で、会見では次のように試合について語った。

「インテルはCLで見事に戦っている。この数年でベストだ。8試合を戦い、そのうちの4試合は世界最高の2チームとの試合だった。我々は敵地でバルセロナに負けただけで、チェルシー戦はファンタスティックだったし、キエフではプレッシャーを受けながら戦った。ルビン・カザン戦も重要だったね。だが、ベスト8に進出したチームは、ベスト4に進みたいものだ。我々はそのために全力を尽くす。明日はサン・シーロの観客の大きなサポートにも期待したい」

「我々はCLで苦しいときにも成長してきた。グループリーグ敗退の危険もあったし、その次はビッグクラブとの対戦だった。今度はCSKAだ。美しい試合にはならないだろう。CSKAはとても守りを固めてくるチームだし、十分な注意を払って戦わなければいけない。こういうチームとの対戦であれば、ファーストレグをモスクワでやる方が良かったね」

ベスト8に進出した場合、インテルはアーセナルかバルセロナと対戦する。モウリーニョ監督はこれについて、「次の相手が分かるというこの仕組みは好きじゃない。後で分かる方が刺激的だよ。だが、バルサとアーセナルのどちらが良いかとかは考えていない。まずは勝ち進むことを考えたいんだ」と答えた。