インテルMFヴェスレイ・スナイデルがFIFAの公式サイトのインタビューで、インテルはヨーロッパのトップ6に入り、イタリア国内ではスクデット候補の最右翼に間違いないとの見解を示した。CSKAモスクワとのチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝ファーストレグを前に、スナイデルが初年度となるインテルでの今シーズンを振り返っている。

スナイデルはローマにもミランにも恐れを感じていない。ローマとの直接対決に敗れ、勝ち点差を1ポイントとされたにもかかわらず、スナイデルにとってインテルを苦しめる本当の障害は別にあるという。

「正直に言うと、出場停止とケガだけが、僕らの歩みを阻止するものだと思う。それがなければ、僕らがスクデットを獲得するのを止められるものはないね。CLに関しては、僕らは間違いなくヨーロッパのトップ6に入る。それについては疑いないよ」

現在のインテルにとって、スナイデルは非常に重要なピースの一つとなっている。おそらくはあまりに早くレアル・マドリーから放出された彼にとっては、良いリベンジになったようだ。

「今は絶好調だと感じている。ミラノに慣れることにも、かなり早いチームの波長に合わせることもできたと思う。もちろん、いつだって改善の余地はあるけどね。僕にとって、レアル・マドリーに加入したのは夢の実現だった。最初のシーズンは最高だったけど、2年目はケガに阻まれて、望んでいたように試合に出ることができなかったんだ」

ミラノへの移籍は成功に終わった。それは、スナイデルがすぐにジョゼ・モウリーニョ監督のプロジェクトの中心に据えられたからでもある。

「彼と働くのはスペシャルだね。選手たちのことを愛しているし、とてもプロフェッショナルなんだ。本当に彼をほかの人と違くさせているのは、その激しさや、細かい点まで配慮するところ、それぞれの選手たちとの仕事ぶりや、ほんのささいなことも重視する点だろうね」