欧州クラブ間に新たな賠償法制定
ルクセンブルグの欧州裁判所は16日、フットボールクラブの下部組織に所属する選手が、初めてプロ契約を結ぶ際にそれまで所属したクラブではなくEUの別クラブとなった場合、クラブが賠償金支払いを求めることを認める法律を制定した。対象となるのは16歳〜22歳の選手で、若い選手の育成・プロ採用を助長するのが狙い。

欧州裁判所は「スポーツ活動の社会的重要性の観点からみて、特にEUにおけるフットボールでは、若い選手たちのリクルートおよびトレーニングを促進するという目的は、法律制定によって認可されなければならない」と声明を発表。

下部組織で選手を育ててきたクラブが、トレーニング代としてその選手とプロ契約を交わしたクラブに賠償金を要求できることを法的に認めるとしている