TBS系「みのもんたの朝ズバッ！」でお天気コーナーを担当する元東北放送アナウンサーで気象予報士の根本美緒。同番組で見せるみのもんたとの堂々としたやり取りや、愛嬌のある笑顔が視聴者の人気を呼んでいる。2004年のフリー転身後は、気象予報士以外に番組アシスタントやCM出演など着実に活動の幅が広げており、関口宏が代表を務める所属事務所「三桂」の一押しキャスターに成長した。その根本美緒が、自身の公式ブログでフリー百科事典「Wikipedia」に記載されたウソ情報を現実にしたことを明かしている。

幼稚舎から大学まで慶応という才女ながら東京・下町育ちの根本美緒は、キャベツの千切りやもんじゃ作りを特技に挙げるなど、視聴者にとって「身近な存在」が持ち味。また多趣味でも知られており、その1つに旅行中の写真撮影がある。ファンの間でも、根本美緒のカメラ好きは有名な話だ。この趣味が、今回の行動に繋がることになった。

3月21日付の「モエヤン」と題したエントリーによると、ラジオ番組で共演している縁で女性お笑いコンビ、モエヤンのライブに訪れた根本美緒は、同行した知人から帰宅途中の電車内で「根本さん、部屋に自分で撮った写真飾ってあるんですよね」と質問されたという。知人は、この情報が「Wikipedia」内にある根本美緒の項目に記載されていたとしている。

実際に「Wikipedia」を見てみると、根本美緒の項目に「自室には趣味の一眼レフカメラで撮影した写真を飾っているとのこと」（Wikipediaより）との記述がある。しかし、根本美緒は心当たりがなかったようで、知人に対して「飾ってはいないなぁ〜」と返答。以前には俳優の清水健太郎とのツーショット写真を10年ほど自室に飾っていたが、これは3歳くらいの時に近所のおじさんに撮ってもらったもので、自身が撮影したものではない。しかもその写真は「ニュース番組に清水健太郎が出てきた時」に外したようだ。（※清水健太郎は覚醒剤やひき逃げなど、5度逮捕されている）

それ以外には思い当たる節がなく、その情報を「特に話した記憶もない…」ともしていた根本美緒だが、帰宅後に「Wikipedia」を確認したうえで「そこで、言われたとおり自分で撮った写真を飾ってみました」とし、欧州旅行の際に撮った写真を自室の壁に掲示。「これでウィキ情報はほんとです（笑）」とつづっている。

「Wikipedia」記載情報の信憑性についてさまざまな議論を呼んでおり、ウソ情報や誤りについて批判や指摘をする著名人も少なくない。しかし、本人がそのウソ情報に合わせて行動したというのは珍しい話ではないだろうか。大らかに対応したこのエピソードは、根本美緒の好感度をさらに押し上げそうだ。