ウコンマーンアホ社長だけじゃない…フィンランド人は珍名ネタの宝庫
ノキア・ジャパンの新社長にフィンランド人のウコンマーンアホ氏が就任し、思わず文字を見直してしまうその珍名が、早くも話題となっています。
かつてガーナのサッカー協会元会長ニャホ・ニャホ=タマクロー氏が珍名として注目を浴びましたが、フィンランドも負けてないと言うか、珍名率の高さではピカ1なのです。
そんなフィンランドの面白い名前をご紹介します。
「フィンランドと言われても、北欧の…、スカンジナビア半島の…、どこだっけ…?」
…と、ピンと来ない人もいるかもしれませんが、ムーミンの作家トーヴェ・ヤンソン女史の出身地で、ムーミン谷もここにあります。
F1好きの人には、ミカ・ハッキネンやキミ・ライコネンの出身国として馴染み深いですね。
珍名で一番有名どころはやはり、スキージャンプのヤンネ・アホネン選手でしょう。
ワールドカップで何度も優勝した名選手でしたが、アホネンという名前のインパクトは一度見たら忘れられません。
ちなみに、フィンランド語でネン(nen)は人や息子を意味し、英語圏でのジョンの息子(son)がジョンソン、アイルランド圏でのドナルドの息子(Mac)がマクドナルドと言うのと一緒だそうです。東欧の〜ビッチもそうですね。
アホも非常にポピュラーな名前で、草原や牧草地を意味しています。
政治家には、エスコ・アホ元首相。
日本の政治家になった民主党の、ツルネン・マルテイ氏。
ボクシングには、アシカイネン選手。
アイスホッケーには、ヤリ・クリ選手。
乗馬でアテネオリンピック代表になった、ピーア・パンツ選手。
ノルディック複合には、ヤリ・マンティラ選手。ちなみに男子です。
Finland This Weekというサイトによると、パーヤネン、アホカスという苗字も珍しくないそうです。
追記:フィンランド初の大使は、アホカス大使でした。
1962年、ヴィルヨ・アホカスが初の東京駐在フィンランド大使となった。1962年9月26日、アホカス大使が日本国天皇に信任状を奉呈した時点で、公使館は正式に大使館に指定された。
フィンランド大使館・東京: 大使挨拶 : フィンランド・日本外交史
さらに女性のフルネームでは、ヤーナ・アホ、ヘンナ・アホといった、ギャグマンガの登場人物みたいな名前も実在するというからビックリ。
また、こちらのブログでは、
ヒエタラ・イルカさん
エーロ・カッパさん(上司、しかも長髪のイケメン)
スンマネンさん(スンマネンさんの〜 と言う時は発音がスンマセンに変化します。)
パンツ・ミルカさん(女性、しかも美人)
ウーント・マッテロさん
といった珍名が紹介されていました。
ケツカイネンという名前もあると見かけましたが、ちょっと確認がとれませんでした。
すでに珍名パレードでおなか一杯ですけどね…。
人様の名前で笑うなんて失礼極まりない話ですが、こういった名前の人と対面してしまったら、笑わないでいられる自信はありません。
むしろこんな珍名を知ってしまうと、普通の名前のフィンランド人と出会ったときに、少し残念に感じてしまうかも?
番外編:世界の政治家・要人の珍名一覧
アハーン首相(アイルランド)
アベ大蔵大臣(ソロモン諸島)
ウンコビッチ元駐中国大使(ユーゴスラビア)
オナル経済担当国務大臣(トルコ)
カリモフ大統領(ウズベキスタン)
ガンバリ国連事務次長(ナイジェリア)
クマ大統領(スリランカ)
コカン外相(スロバキア)
コーマン元首相(バヌアツ)
ダッコ大統領(中央アフリカ共和国)
タノム首相(タイ)
タラバニ大統領(イラク)
ダリィ環境大臣(グアテマラ)
チッチャイ副首相(タイ)
ニャン外務大臣(タイ)
パンティ外相(ネパール)
ヒッキー大佐(アメリカ)
フリン環境相(アイルランド)
ペポー環境相(ハンガリー)
マラ大統領(フィジー)
マンゴウ大佐(コートジボワール)
メガチンポ保険衛生相(プリンシペ共和国)
ユンケル首相(ルクセンブルク)
ローション環境相(スウェーデン)