先日、チェルシー移籍の意向を表明したレアル・マドリーのブラジル代表FWロビーニョ(24)が、夏季移籍市場の閉鎖される31日、改めて移籍希望をアピールすると共にシュスター監督を痛烈に批判した。

 これまでの経緯についてロビーニョは「俺の父親と代理人が、契約延長について今年5月に3回以上もレアル・マドリー幹部と話し合いの場を持った。しかし、当時クラブはクリスティアーノ・ロナウドを獲得するつもりでいたので、俺の残留に大きな関心を示さなかった。3回話し合い、その度に『9月に改めて話し合おう』と先延ばしされた。クリスティアーノ・ロナウドの獲得に失敗したことは俺の問題ではない。また、彼の獲得を確信していたクラブが、俺への関心を欠いたことは事実だ。俺にもプライドがある」とコメント。クラブへの不信感をあらわにした。

 また、チェルシーに対する思いについては「『チェルシーへ行きたい』と会長、ミヤトビッチ(SD)そして監督にも俺の意思は伝えていた。しかし、誰も俺を自由にはしてくれない。残念ながら、レアル・マドリーへの関心はなくなってしまった。チェルシーでプレーしたい。監督は俺が考えを変えると言っているようだが、決意は固く、俺の考えは変わらない。」

「彼は、俺のことを『息子のようだ』と言っているようだが、彼は父親ではない。監督と選手以上の関係は築いていない。チェルシーから条件の良いオファーがあり、カルデロン(会長)とミヤトビッチは合意していた。しかし、監督が俺の移籍に待ったをかけた。カルデロンは以前から『良いオファーが届けば、退団しても構わない』と言っていたんだ。しかし、誰も獲得できなかったことで、考えを一転させた。こうなったのは全て監督の責任だ。彼が俺の移籍に難色を示したからだ。どのような結末を迎えるか俺自身も分からない。今はただ状況を見守るしかない」と訴えた。