撮影:野原誠治
 昨年5月にシングル「Again」でデビューを果たし、現在は青山学院大学法学部3年に在籍する大阪出身のシンガー、谷村奈南(20)。同年11月にリリースしたセカンドシングル「Say Good-bye」のミュージックビデオが話題となり、今年5月に発表したサードシングル「JUNGLE DANCE」では、前作を上回る“メガセクシー”な姿を惜しみなく披露。今月13日にリリースしたニューシングル「If I'm not the one/SEXY SENORITA」では、これまでの期待を裏切らないラテン・ダンスナンバー「SEXY SENORITA」と一転、壮大なラブ・バラード「If I'm not the one」ではシンガーとしての新境地を見せている。

――小さい頃、何か音楽に関する習い事はしていましたか?

谷村奈南(以降、谷村):歌のレッスンとかを受けたことはないんですけど、ピアノはやっていました。アメリカに行っていた時期は全然やっていないので、長い期間というわけじゃないんですけど、幼稚園からやっていましたね。

――歌手を目指した時に、こういう歌を歌いたい、こういう歌手になりたいというイメージはありましたか?

谷村:私の好きなアーティストはクリスティーナ・アギレラなんですけど、彼女との出会いで、「彼女みたいになりたい!ステージに立ちたい」という想いがすごく出てきました。彼女が魅力的なのは、ステージでのパフォーマンスやダンスがすごくパワフルなんですけど、マイクスタンド一本でバラードを歌いあげる姿もすごくカッコ良くて。彼女はソウルやブルースを伝えることがすごく上手いというか、見ている人にすごく伝わってきて。彼女みたいなアーティストになりたいと思いますね。

――以前からR&Bをよく聴いていたんですか?

谷村:R&BとHipHopですね。今でもメインで聴くのは変わらないんですけど、ジャンルを問わずに聴きます。

――ダンスは以前からやっていたのですか?

谷村:全くやっていませんでした。HIP-HOPにノったりはしていたんですけど、レッスンを受けたことはなかったので、本当に始めたばかりですね。どんどん頑張っていきたいなと思います。

――何かスポーツはやっていましたか?

谷村:何かをずっと続けていたわけではないんですけど、体を動かすことが大好きなのでスポーツは好きです。特に水泳が好きですね。背泳ぎは出来ないんですけど(笑)。

――音楽活動と学業を両立されていますが、法学部を専攻されたのは何故ですか?

谷村:以前、国際弁護士になりたいなと思っていて、それで法学部を。

――今でも変わらずになりたいですか?

谷村:いや!今は違います(笑)。

――仕事とは違う楽しさを大学で感じることはありますか?

谷村:もちろん授業で学ぶことも楽しいんですけど、仕事と違うことといったら、やっぱり友達の存在ですね。試験勉強は1人でもするんですけど、友達と一緒に勉強しているとどこか楽しいです。試験中は辛くて苦しいはずなんですけど、みんなと一緒にレポートを頑張ったりする時間も結構好きですね。

――友達との付き合い方は、広く浅くか、狭く深くかどちらのタイプですか?

谷村:狭く深くですね。一年生から全然友達が増えていなくて(笑)。何故かと言うと、みんなはサークルで友達を増やしていくらしいんですけど、私は2年生の時にデビューさせて頂いて、サークルには全然参加していないんですよね。

――合コンとか?

谷村:無いですねー(笑)。サークルも一応、所属はしているんですけど、完全に幽霊部員という感じで。そのサークルが、夏休みにはみんなで海に行ってバーベキューとか合宿とかすごく楽しそうで。最初はメールで「何月何日ここに行くので、行く人はお金いくらで」とか一応、回ってきていたんですけど、もう2年くらい全然来なくなって(笑)。やっぱり、そういうのも仕方が無いかなと…。合宿とかって、すごく楽しそうだなと思いますね。

――学業との両立もありつつ、一日の時間の中で音楽に割かれる時間が一番多いですか?

谷村:昔からそうですね。

――デビュー以前から。

谷村:はい。逆に「減ったかも?」と思う時もあって(笑)。すごく好きで歌ったり聴いたりしていたのに、感覚がちょっとおかしくなって、どこか“お仕事”という所が自分のマインドの中にあるかもしれないんですけど。実際はそうじゃなくて、本当に私は歌うことがすごく幸せだなと思うし、前も思っていたはずなので。