VAIOを手に持つ森 泉さん(左)と松下奈緒さん(右)

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ソニーは2008年7月16日、六本木ヒルズ森タワー49階「アカデミーヒルズ」において新しい「VAIO」シリーズの体験イベント「VAIO Experience Meeting」を開催した。本イベントでは、「人に近づくエモーショナルなPC」というコンセプトのもと、VAIOらしさを追求する進化したVAIO製品を体験できるメディア向けの体験スペースが設けられた。

会場には特別ゲストとしてVAIOの新CMに採用された女優でピアニスト・作曲家でもある松下奈緒さん、モデルの森 泉さんが応援に駆けつけた。

■高い付加価値の創造と提供を目指したい
VAIO Experience Meetingの開会に先立ち、ソニー VAIO事業本部 本部長 石田佳久氏がVAIOブランドビジネスについて説明。

ソニーは996年の事業開始からパーソナルコンピューター「VAIO」ブランドに「VAIO=Video Audio Integrated Operation」という意味を込めてきたが、今回VAIOを「VAIO=Visual Audio Intelligent Organizer」と再定義し、その実現へむけて新しい価値の創造を進めていくとしている。

とくにVisual面ではブルーレイの動画にとどまらず、フルHDの静止画についても注力するという。今回発表されたVAIO夏モデルでは、ハイビジョンAVノート「type F」がブルーレイを内蔵しているが簡単な操作で手軽に動画を作成してブルーレイディスクに録画できるようになっている。

写真1 ソニー VAIO事業本部 本部長 石田佳久氏
写真1 ソニー VAIO事業本部 本部長 石田佳久氏

石田氏は、「VAIOはお客様に新たな経験と感動を常にお届けできるように設計、製造、販売やサポートまでを最高のクオリティで提供していきたい。VAIOはこれからもどんどん進化していくので皆様のご指導とごべんたつをお願いしたい」と、VAIO事業の方向性を語った。

写真2 女優でピアニスト、作曲家でもある松下奈緒さん写真3 モデルの森 泉さん
写真2 女優でピアニスト、作曲家でもある松下奈緒さん写真3 モデルの森 泉さん

ゲストの松下奈緒さんは新しいコンセプトである「感じるコンピューターへ」をテーマに作曲・演奏したCMオリジナル楽曲「〜f(エフ)〜」を生演奏を披露した。また松下奈緒さんは、「今回のVAIOのテーマが感じるコンピューターということでFeelの頭文字をとってエフ、未来に掛けるFutureということでエフ、私の大好きなピアノのFolteからエフとしました」と、楽曲名のタイトルの由来を証した。

モデルの森 泉さんはVAIOの付属ソフト「VAIO Move Story」を使用して自宅にいるペットたちとのショートムービーを実際に作成し、「本当にすごく簡単にできちゃって。本当に使いたい写真とか、ムービーを組み合わせていって文字も入れられるので、作っている最中もワクワクしながら作りました。なんかプロが作ったのではないかと思うくらい出来上がりに満足しています」と、新しいVAIOを使った感想を語った。

同社では、今後VAIOを通じて高い付加価値を創造し、それを顧客に提供するために常に高みを目指してきたクオリティーとデザインに、インテリジェンスを新たに加えることで「持ち主の気持ちを汲み取ることができる」、「『人となり』を表現できる」。「感動をもたらす存在となる」という3つの価値と体験を提供していくとしている。

VAIOは、人に近い存在・気持ちを理解して感動をもたらすパートナーのような存在を目指すという。また、新しいコンセプト「感じるコンピューターへ」を提案する新CMは、7月19日よりオンエアされる予定だ。

■人が乗っても壊れない筐体 - 体験スペース
メディア向けの体験スペースのコーナーでは、新しく発表されたノートパソコン4機種を実際に触ることができた。

type BZは高性能と高信頼性を追求したオフィスノート。ハードな使用環境にも耐える堅牢性が大きな特徴だ。会場では「平面加圧振動試験」(150kgf)を実施し、type BZの上に乗っても壊れないことで、筐体の堅牢性をアピールした。

type F[FWシリーズ]は映像と音の楽しみを凝縮したAVノート。ソニーのオリジナルカスタムメイドでは、発色が鮮やかで視野角が広い「クリアブラック液晶(リッチカラー)」のほか、同液晶より安価で表面の光沢が強調されている「クリアブラックLE液晶」を選択できる

type Zは感性の領域まで磨いたハイパフォーマンスモバイル。マザーボードは従来機SZシリーズに比べて約40%も小型化された。また画像処理を高速化するGPU「NVIDIA GeForce 9300M GS」はパソコンを再起動しないでオン/オフを切り換えられる。メインマシンとしてのパワーが欲しいときにはオン、バッテリーを持たせたいときはオフといったような用途に応じた使い分けが可能だ。

type Sはプライベートとモバイルを自分らしく使いこなすマイモバイル・スタイルを追求したノートパソコン。利用シーンにあわせて3つのモードを切り換えられる機能「Switch」を搭載した。同機能を使用すれば、よく使うアプリケーションや機能をワンタッチで呼び出せる5つのショートカットと壁紙がモードごとに設定でき、上部の「MODE」ボタンで簡単に切り換えられる。

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