マリナーズの地元紙「シアトル・ポスト・インテリジェンサー」紙の電子版は１６日付けで、「イチローさえも、不振」という見出し。低迷するマリナーズでは、看板打者であるイチローも、期待はずれだと報じた。
「イチローは日曜日の試合で、唯一、ヒットを２本うち、唯一、得点もした。だが、それは、またも、期待はずれの１日になってしまった」の書き出し。イチローは、今季のチームに大きな期待を掛けていたが、ナショナルリーグで最低のナショナルズにさえ、スエプトされてしまった、と、インターリーグでも不振続きの現状を伝えている。同記事によると、６月１５日の時点でイチローの打率は、・２９５。これは、大抵の打者にすれば、いい打率だが、イチローにとっては、メジャー８年間の同時期と比べると、２００５年の打率・２９３に次ぐ自己ワースト２の打率だという。ちなみに、同時期の平均打率は、３４１だそうで、いかに、今年のイチローが打っていないかが分かる。
　「打者として、常にそのことは考えている。常に、何かを直さないといけないとは考えている」と同紙のインタビューに答えたイチローだが、具体的に何を直すべきなのか、という質問に対しては、多くを語りたがらなかったという。