ロッベンのゴールがラウルのオフサイドにより取り消されたのを知らず、レアル・マドリーの選手たちがゴールを喜んでいる間に、ヘタフェがカウンターを仕掛け、ウチェが決勝ゴールをあげるという珍プレーによってホームで手痛い敗北を喫したレアル・マドリー。

　試合後、グティが「4歳児並のミスによって生まれたゴールだった」と語れば、カシージャスも「僕らはまるで子どものようなミスを犯した」と自分たちの致命的ミスを嘆いた。また、幻のゴールの輪には加わらず、後方にいたエインセも、「僕は祝福の輪から遠いところにいて、何度も叫んだけれど、声が届かなかった」とコメント。

　この稀に見る珍プレーで敗れたレアル・マドリーにとってはかなりのダメージとなったに違いない。2月に入ってからのリーガ4試合で1勝3敗と調子を落としているレアル・マドリー。9ポイント差あったバルセロナとの勝ち点差も2ポイント差に縮まっている。

「今回のミスをこれからの試合に活かす教訓とすることだ。ゴールを決めたら、まずは主審や線審を見るということだよ」とカシージャスが付け加えたように、まずは気持ちを切り替えることが重要。リーガはまだ13試合も残っている。比較的早い段階での失態を取り戻せるか？それは今後、レアル・マドリーがどのようなリアクションを見せるのかにかかっている。

(スペイン通信)

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