左より大島麻衣、小嶋陽菜、篠田麻里子(撮影:野原誠治)

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 2006年10月にシングル「会いたかった」でデビューを果たして以来、6作のシングルを経て、2008年1月1日に待望のファーストアルバム「SET LIST〜グレイテストソングス 2006-2007〜」を発表した、AKB48。初出場を果たした第58回NHK紅白歌合戦で48人が勢揃いした彼女達に、メンバーを代表して大島麻衣(20)、小嶋陽菜(19)、篠田麻里子(21)に再び会いに行った。

篠田麻里子(以降、篠田):お久しぶりです。

――以前にお話を伺ったのは、「会いたかった」の時だったので1年2ヶ月振りですね。正直言って、あの当時は今のこの状況を全く予想できませんでしたが…(笑)。

一同:ありがとうございます(笑)。

――3人がAKB48に入ろうと思ったきっかけは何だったのですか?

大島麻衣(以降、大島):父がおニャン子世代なんですけど、すごく芸能界に興味がある人で、娘をアイドルにしたいという夢があったみたいです。私は昔、人見知りで引っ込み思案で、母の後ろから離れないような子だったから全然、芸能界とか考えていなかったんですけど、小学校の時に深田恭子さんの「神様、もう少しだけ」というドラマを見て、「テレビに出る人になりたいなと思ったら、父が「待ってました!じゃあ、歌をやってみようか」みたいな感じで。小さい頃から、よく歌っていたんですよ。それで、たまたま秋元さんの記事がオーディション雑誌にあって、父に「秋元さんという人は、自分が好きだったグループを育てた人だから、やってみるか?」と言われて。よく分からないけど、やれと言うならやる、みたいな感じで受けてみました。

小嶋陽菜(以降、小嶋):私は、AKB48の募集が原宿駅とかに貼ってあって、それを見て。普通のオーディションは履歴書とかを郵送したりするんですけど、携帯の写真をメールで送れば良かったので気軽に送ったら、面接することになって、「どうしよう!?」って(笑)。電話もずっと出なくて、行かなかったんですよ。でも、しつこいと言うか(笑)、ずっと誘われていたので、オーディションに行って、受かって、レッスンが始まって、シアターがオープンして…です。もう流されるままに(笑)。

篠田:私は、芸能界には興味があったんですけど、オーディションとか受けたことがなくて、受け方も全然分からなくて。AKB48の存在も知らなかったんですけど、その年中に何かしよう!と思って、オーディションを受けました。歌はあまり自信がなくて(笑)、だけどダンスとかはすごく好きだったし、ちょっと目立ちたがり屋な所もあったし。芝居はやってみたいですけど、自信があるわけじゃないです。

――オーディションから数えると2年以上が経つわけですが、その当時と今を比べて変わったと感じる部分はありますか?

大島:顔が変わりました(笑)。

――か、顔が変わった…?

大島:痩せたんですよ(笑)。体重は多分3〜4kgしか変わらないんですけど、すごく締まりました。

小嶋:…うーん。何が変わったか分からないです。毎日、いろんなことがあって、きっと変わっているはずなんですけど、自分では全然気付かないです。人に言われて「あっ!そうかも知れない」みたいな。

――自分以外で、周囲が変わったと感じることはありますか?

小嶋:スタッフの方が多くなった(笑)。

――お客さんが増えたという実感はあまりないですか?

小嶋:今まではステージから見ても、いつも劇場に来て下さる顔ぶれだったんですけど、最近は全然知らない、新しいファンの方がすごく増えたなと思います。

篠田:自分は、あまり変わらないようにしているんですけど、成長したなと思う所は結構あります。身長伸びたんですよ(笑)。前に取材して頂いた時よりも2cmぐらい伸びているんですよね。

――篠田さんくらいの年頃で、普通はまだ伸びるものなんでしたっけ?

篠田:21なんですけど、まだ伸びてますね。最近もよく「身長が高くなったね」と言われるんですけど。AKB48に入って、成長期に入りましたね(笑)。高校の時に1回止まったんですけど、動いたら成長するみたいで(笑)。