――お互いの第一印象は覚えていますか?

大島:麻里子はカフェから入ってきたというのもあって、私は転校生とかを迎え入れるのが好きなので、すごく必死に話し掛けていたんですよ!でも、麻里子は「あぁ…」みたいな(笑)。その時はサインを1日に200枚書かないといけないというノルマがありまして、麻里子は後から入ってきたから、600枚ぐらい書かなきゃいけなかったんですよ。そこに私はテクテク行って、「ねぇねぇ、何て呼べばいいー?」とかすごくなついて頑張っていたんですけど、「何でもいいよ」と言われちゃって。だから、この人はちょっと冷たいかもなぁ、って最初は思いましたね(笑)。

――その後、第一印象とは変わりましたか?

大島:全然!(笑)。「もう黙って」とか言われるんですけど、それは愛情の裏返しなんだな、というのが分かってきました。

小嶋:「新しい子が入るらしいよ」と言われて、もう増えないと思っていたので、メンバーが入るということが不思議でした。その時は、すごく大人でキレイなお姉さんというイメージで、こんな普通に話せる感じではなかったです。

――逆に篠田さんから見て、自分より前からいるメンバーはどのように映ったのですか?

篠田:入った時はすごく緊張していて。最初は「絶対に誰ともしゃべらないでおこう!」と思っていたんですよ。集団の中に一人が入るわけですから、すごく怖かったんですよ。狼に食べられる子鹿みたいな(笑)。

大島:ちょっと!自分のことだけ子鹿って言うのはヤメて(笑)。

篠田:(笑)。麻衣とかもすごく話しかけてくれたんですけど、何て返事していいのか分からなくて。逆に、いっぱい話しかけられるのがすごく怖くなっちゃって。「ちょっと待って!私どうしたらいいの?」という印象だったんですよ、最初は。

大島&小嶋:(笑)。

――あまり自分の方から積極的に打ち解けようという感じではなかったんですか?

篠田:結構、一人でいる時間も好きなので。打ち解けようと思って打ち解けるわけでもないし、離れようと思っているわけでもないし、自然にですね。陽菜の第一印象は、可愛い顔をしているのに、言うことがちょっとおバカちゃん(笑)みたいなイメージがありました。でも、すごく頭が良くて、MCとかでも切り返しが上手いんですよね。だから、勉強になったこともいっぱいありました。

――AKB48の中で、他のメンバーにこれだけは負けない!というものはありますか?

篠田:(大島を指差して)テンション。

大島:「テンション高い」と言われますが、普通なんですけどね(笑)。

――まだまだ、もっと高い時もあると。

大島:「私、今日すごくテンション高いな」と思う時があるんですけど、その時はもうテンション高いを通り越して、「うるさい!」になっているみたいなんですよね。よく言われるんですけど(笑)。

篠田:私は、自由さ加減。わがままと自由って、違うと思うんですけど。

――自由には、責任が伴うと。

篠田:無責任と言えば、無責任なんですけど。

大島&小嶋:(笑)。

篠田:自分で「自由だなぁ〜」と思うことは多々ありますね。やらなきゃいけないのに、やらないことはわがままだと思うんですよ。だけど、やらなくてもいいと自分で判断したことは、しなくてもいいのかな?と…。和を乱すのはわがままだけど、乱すのではなく。和の中での、ある程度の動きとかは自由だと思うんですよ。

――割と一匹狼タイプというか、団体行動は苦手だったりしますか?

篠田:団体でいても全然平気なんですけど、団体の中でも、わりとうろうろしていますね(笑)。

――落ち着きがない?

篠田:かもしれないです(笑)。