06年7月9日にベルリンで行われたドイツW杯決勝戦から既に1年以上が経過した07年8月9日、フランス代表を率いるレイモン・ドメニク監督が因縁の試合を振り返っている。“マテラッツィに対するジダンの頭突き事件”の影響もあり、イタリアに軍配が上がった決勝戦。“LA PARISIEN”の取材に応じたドメニク監督は「あの試合のMVPはピルロではなくマテラッツィだろう。仮にお前がW杯決勝戦で相手のエースを退場に追い込み、ゴールを奪い、更にPKも決めた。それなら文句なくお前がMVPに選出されるだろう」と語っている。

9月8日にサンシーロ・スタジアムで行われるユーロ予選B組イタリア対フランス戦を控えるドメニク監督は「唯一心配していることは審判員だ。(双方の)選手達が素晴らしいことは熟知しているが、その反面審判員のレベルが常に高いとは…」とコメント。最激戦区B組の頂上対決を前に審判員のレベルに警鐘を鳴らしている。